東京都千代田区の画材店で高級絵の具セット14点、25万円分を万引きした会社員が逮捕された。
そんなものを何に使うのかというと・・・ネットに出品していた。
今の時代、転売市場があるので換金は容易だ。社長は高額商品が消えているのを見て、防犯カメラを確認したところ男が万引きしている姿が映っていた。
では男はどうやって捕まったのであろうか?
報道されていなかったので不明だが、防犯カメラに映った顔の特徴だけで特定するのは警察と言えども大変だろう。
恐らく警察は、ネットオークションサイト等を調べて、盗品と同じ商品が出品されていることを見つけ、運営会社から出品者情報の提供を受けて逮捕に至ったと考えられる。
幸い、絵の具セットというマイナーな商品だったので特定しやすかったのであろう。コロナ渦のアメリカでは洗剤、シャンプーのような日用品が盗まれる事件が多発した。これらはネットに出品されて換金されていたようだ。
ネットの普及で人間の理性のタガが外れた人が増えたので注意しなければならない。気軽に犯罪できる時代なのだ。それに犯罪の可視化が新たな犯罪者を生んでいる面もある。犯罪が増える程、ハードルが益々下がるのだ。