公務員の社会人枠採用 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 公務員の社会人枠は別試験区分になっている。

 

 一般枠に比べると専門試験がなく、その分、面接が多かったり、小論文が課せられたりするため、純粋の試験勉強が少なくて済む。

 

 自分の同期にも社会人枠の人がいた。ブラック企業からノルマがなく、生涯保証される世界に転職。

 

 さぞかし満足かと思いきや、会う度に民間では●●と、民間を持ち出して役所批判をしていた。

 

 相手は同期と言えども年上なので、こちらは軽く流していたが、内心、この人大丈夫だろうかと思った。確かに民間人出身者が入ると組織が活性化されるという建前になっているが、周りは民間での労働経験のない者ばかり。彼が幾ら民間ではと叫んでも誰も動かないどころか、嫌われるのではないかと思ったのだ。

 

 嫌われると周りは仕事を教えてくれない。分からないでやるから間違える。すると仕事をバリバリする気で入ったのに、仕事が出来ない人になってしまう。

 

 流石に彼も途中でそれに気が付いて、その後は民間ではとは言わなくなった。それどころか公務員以上に公務員らしくなり、融通が利かない男になってしまった。

 

 これでは社会人枠で採用した意味がないのではないかと思った。まあ、そういうものです。