スーパーの備品を持って行く人 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 買い物かご、カート、トイレットペーパー等、スーパーからの持ち出しは結構多い。

 

 不思議なことに本人には自覚がないようだ。ま、やる人は一部だろうが、それでも来店者が1日に2000人もいれば、1%でも20人も発生する。しかもそれが毎日続くわけだから、深刻だ。

 

 まず買い物かごを何故持ち出すか?

 

 商品が入ったままで家に運びたいからであろう。人によってはその買い物かごを持って他店に買い回りする人もいるらしい。更に自宅の作業道具入れに庭に置いている人までいる。スーパーの名前の入ったかごを外に置いたままにしていること自体、悪いことをしたという自覚がない証拠だ。

 

 カートは杖代わりにする人や重たい荷物をそこに入れて運ぶために使う人がいる。かごもカートも安くないのだ。毎日盗まれると、必要量が足りなくなる。補充すると言っても、特注品だから金も手間も掛かる。

 

 地域の大勢の人を相手にすると民度が見えて来るものだ。やっている人は一部であっても犯人が見えないと、店の人は地域住民をそういう目で見るようなっていく。実際、ある店員さんが言ってましたよ、ここの地域は低所得者が多いですからねと。別に低所得者が必ずしも犯罪を起こすわけでないのだが、平均すると所得と犯罪との間には相関性が高い為、店員自体、地域の人に偏見を持ってしまうことが起こる。

 

 始末が悪いことにそういう人が増えると、類は友を呼び、益々荒れていく。割れ窓理論の通りだ。だから高級店はある種の「壁」を作って、店のコンセプトにそぐわない人を排除しようとする。

 

 例えば張り詰めた雰囲気を出すことでチャラい客が入りずらくしたり、大声で話す客が落ち着かなくなる雰囲気にしたりなど。

 

 変な客が混じると迷惑するのは店だけではなく、他の客も同様だ。イメージもまた商品であるため、優良客が嫌がって来店しなくなるので、店は変な客を見つけ次第排除する。

 

 だが一般客が相手でしかもオープンな空間であるスーパーでは高級店のようなことが出来ない。

 

 だから本人のモラルに任せるしかないのだが、困った客には自覚がない。自分の常識=世間の常識と思っているからだ。モノを盗っていくだけでなく、暴言に及ぶ人まで出てくる。いずれはAIの力でそういうことをした履歴のある人が入店すると、店員に通報して出入り禁止にするようになるかもしれない。

 

 顔認証が実用化されているので、技術的には難しくない。