神奈川県の伝説のディスカウントストア アイワールド | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 

 1975年創業。相模原市にて半径20キロの物価が下がると書かれたチラシをバラ撒き急成長。

 

 その後、東京、愛知、岐阜、栃木、新潟へと進出。メディアを上手く使い、知名度を高める。

 

 1997年にアイワールドタウンというショッピングセンターのような大型店を運営し、話題を集めるが、過大投資が災いし、2002年に民事再生を申請。

 

  立て直しは上手く行ったが、2013年に再度、民事再生を申請。2014年に閉店(最後の店はこの動画の店と思われる)。2015年に破産申請、2018年に法人格消滅。

 

 この動画にたまごっちというおもちゃが出てくるが、これは1997年に大ヒットしているので、26年前のTV番組だと分かる。

 

 昔のディスカウントストアは集客のため、高級ブランド品等を大幅ディスカウントして売るスタイルが中心であった。当時はドンキホーテよりもアイワールドの方がずっと大きかったのだが、古いスタイルから脱却できなかったディスカウントストアは次々と廃業した。

 

 バブル崩壊後の1995年頃までは高額品のディスカウントが流行ったが、それ以降はコスパの良い実用品が中心となり、しまむら、ユニクロ、ニトリのようなタイプがディスカウントの主流になり、それが現在も続いている。

 

 こんなに店内には熱気が溢れているが、この5年後に民事再生申請とは。勿論、100円で投げ売りしたからではない。利益を出せる仕組みを構築できないと売上の伸びがストップすると会社の矛盾が表面化しやすい。この頃になるとプラダのバッグを3割引きで買う人よりも、しまむらに通う人の方が多くなっていたのだ。