客はどこからやって来るのか? | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 商圏は店から何キロ以内とか、車で何分以内とかよく言うが、現実の商圏、つまり来店範囲はよく分からないことが多い。競合店舗の状況や消費者の好み、必要度で変わるからだ。

 

 また平日と土日とでは商圏が異なることがある。平日は近隣の人しか来ないのに土日には遠くから大勢の人がやって来るなど。

 

 競合先はネット通販を除き、実店舗という形で現れるので分かるが、問題は客の方だ。ターゲットを決めても、必ずしもターゲット客と一致するとは限らない。

 

 例えば20代のメルヘン女性をターゲットにしても、40代の中年男性がやってきたりする。ま、世の中には女心を持つ男はいるだろうが、それだけではない。女性の歓心を買うためにその種の店に行き、情報収集する男もいるからだ。

 

 或いは20代女性がターゲットでも同じマインドを持つ他世代の女性も少なくなく、女性客層が広がることで、男性も着目して来店することもある。

 

 つまりは商売は人間心理の考察に左右されるという訳だ。考察が巧みだと客の共感を生み、来店目的性が高まり、遠くからもやって来る。

 

 勿論、価格の問題もある。幾ら価値を認められていても客の支払い能力を超えると素通りされる。