ナチュパラのX'mas パーティが原宿で行われた。
ともやくんがキービジュアルをつくり、
そんみちゃんがオリジナルのクリスマスツリータペストリーを
毎晩コツコツ夜なべしながらつくってくれた。
ナチュパラの世界観を牽引する2人が幹事をしてくれて、
かなり楽しい雰囲気になった。
料理担当のまりえさんと、なおえちゃんがサポートしてくれて
オリジナルの手料理を振る舞ってくれた。
ともやくんは狭い会場なのになぜかポータブルマイクをつけながら
鈴で合図を出しながら、司会進行を頑張っていた。
くつみがきくんがカメラを、水主さんやしゅんぺいくんが料理補助を。みんなでつくるパーティだ。
いろんな人がつながったり、交流を深めている姿をみて嬉しかった。
僕がナチュパラの今後についてプレゼンをさせてもらい、
参加者各自が用意してきたプレゼント交換会を行った。
(テーマは「2020年、きっとあなたの役に立つアイテム)
偶然受け取ったプレゼントは感慨深い。
僕は峻平くん夫妻からのマグカップをゲットした!
水主サンタから別府にまつわるプレゼントが配られ、
みんなで記念写真を撮って
ナチュパラのGM馬場くんがラストの挨拶で締めてくれた。
僕は馬場くんのスピーチが好きだ。
まさに愛と笑いとサプライズを体現している男の言葉だ。
そんみちゃんがきてくれたことでナチュパラはものすごく
パーティ文化を大切にするようになった。
彼女の功績ははかりしれない。
もちろん時間が足りずにできなかったコンテンツもあるし、
階段5階まで搬入が大変だったこともある。
反省点はまた次に活かせばいい。
ずっと続けていくことを大事にしたい。
来てくれたみなさん、本当にありがとうございました。
尊敬する大好きな写真家、ゆかいの池田昌紀さんにナチュパラの写真を撮ってもらった。
いろんな人に家族写真みたいだと言われた笑。
狙ったわけではなく、スタジオの横幅の関係で、ギュッとセンターに寄ったらこうなった。
でも何かしらの観照のようなものがなくはない。
むしろ自分たちらしさが出たような気がして、とても気に入っている。
そして時を同じくしてVookの求人サービスが誕生した。
これも狙ったわけではないが、写真ができてすぐにその話が持ちかけられたので、ナチュパラも求人を出し、個別メンバー写真も結果的に統一感のあるビジュアルになった。
ちなみにVook求人のトップページにはともやくんも出演している。
およそ8年近く知り合いだけで経済が回っていた会社だが、
これからは外に向かって陽だまりの中を歩いてみたい。
まるで長年引きこもり生活をしきたけれど、ようやく、あたたかい炬燵の中から出ていくような気分だ。
小説『アルケミスト』に登場するらくだ使いのおじさんも言っていたじゃないか。
「食べる時には食べる。そして動く時がきたら動くのだ」
もちろん陽だまりだけじゃなく、外に出れば寒い思いもたくさんある。だけど、ゆかいの池田さんの写真が、僕らの肚をあたためてくれる。背中を押してくれる。
いいクリエイティブは、一歩を踏み出す勇気をくれる。
ワクワクしている。ありがとう、池田さん。
すでに求人を出してから2日の間に3人もお問い合わせがあった。嬉しい。一人一人丁寧に向き合っていきたい。
いい仲間といい仕事をしていきたい。
第3回BEPPUブルーバード映画祭が開催された。
映画ライター森田真帆さんが今年も頑張って、
岡村照(おかむらてる)館長を盛り立てながら開催した。
白石和彌監督とリリー・フランキーさんの対談を覗いてみた。
リリーさんは「東京タワー」でも書いていたが、
15才の頃に越境入学で別府に1人住んでいたらしい。
ブルーバードで「地獄の黙示録」を観ていたというから驚きだ。
15才の頃にポン引きのばあちゃんに誘われたが、
前夜久しぶりに別府の夜を散歩したら、
また同じようなポン引きのばあちゃんに誘われたらしい。
「あれ、たぶん、同じばあちゃんだと思う」と会場を沸かせていた。
別府は温泉も有名だが、近代文化産業遺産に認定されている
古き良き竹瓦温泉の周りには風俗店がいっぱいある。
カオスな世界観を受容するのがこの別府という町なのだ。
「別府という町、僕は好きですよ」
その言葉が嬉しかった。
彼が大分の高校に通いはじめた頃、
別府駅前通りを過ぎたところの北浜公園で好きな人に告白した。
(コスモピア駐車場からみた別府タワー)
「別府の混浴行ったことあります?」と司会の真帆さんにふられると、
リリーさんはすぐに湯布院でマガジンハウスの編集長と行った思い出を話した。
「混浴と思って入ってたら実は女湯だった。
なんのまじりっ気もなしに女湯に入ると、
女性も「私たちが間違ってるのかな」という雰囲気になる。
その後、ちゃんと混浴に行ったらおっさんしかいなかった」
と答え会場を沸かせる。
頭の回転の速さに舌を巻くが、
キャッチーなつかみの笑いと1つの教訓めいたものを言ったあと、
最後にまた笑いで話をまとめるのが
リリーさんのスタイルなんだと途中で気づいた。
そして途中でリリーさんが真木よう子さんをサプライズで呼んだり、
すごくお客さんに気を遣う人なんだなと思った。
「足を運んでくれた人を楽しませたい」という真摯さを垣間見た。
✳︎
岡村照館長は今年で米寿を迎える。
主催の森田真帆さんや照館長とは以前、
音楽家の佐藤礼央くんと一緒に飲んだことある。
2人とも本当に裏表のない気さくな雰囲気だった。
人柄に人が集まるのだと思った。
映画祭は多くの観客で賑わっていた。
いつも僕が行くと、ほとんどが貸し切り状態で、
10分遅れようものなら、照館長が10分遅れで映画を流しだすくらいの映画館だ。
「ここまで人がきたのは渥美清が別府に来た時以来」らしい。
誰かが長い間、丁寧に静かに紡いできたことが
こうして陽の目を浴びるということが素敵だと思った。
自分からアピールするのではない。
映画ライター森田真帆さんが今年も頑張って、
岡村照(おかむらてる)館長を盛り立てながら開催した。
白石和彌監督とリリー・フランキーさんの対談を覗いてみた。
リリーさんは「東京タワー」でも書いていたが、
15才の頃に越境入学で別府に1人住んでいたらしい。
ブルーバードで「地獄の黙示録」を観ていたというから驚きだ。
15才の頃にポン引きのばあちゃんに誘われたが、
前夜久しぶりに別府の夜を散歩したら、
また同じようなポン引きのばあちゃんに誘われたらしい。
「あれ、たぶん、同じばあちゃんだと思う」と会場を沸かせていた。
別府は温泉も有名だが、近代文化産業遺産に認定されている
古き良き竹瓦温泉の周りには風俗店がいっぱいある。
カオスな世界観を受容するのがこの別府という町なのだ。
「別府という町、僕は好きですよ」
その言葉が嬉しかった。
彼が大分の高校に通いはじめた頃、
別府駅前通りを過ぎたところの北浜公園で好きな人に告白した。
駅前通りをララランドのように踊りながら歩いたと言ってた。
「周りにいるみんなが全員エキストラに見えた」って。
素敵じゃない。お相手がモルモン教徒の方で
一夏の恋で終わったということらしいが。
「周りにいるみんなが全員エキストラに見えた」って。
素敵じゃない。お相手がモルモン教徒の方で
一夏の恋で終わったということらしいが。
別府に住む多くの高校生にとってデートスポットは駅前一択である。僕もかつてそうだった。
別府タワーはいろんな人の恋を見届けてきたのだ。
(コスモピア駐車場からみた別府タワー)
「別府の混浴行ったことあります?」と司会の真帆さんにふられると、
リリーさんはすぐに湯布院でマガジンハウスの編集長と行った思い出を話した。
「混浴と思って入ってたら実は女湯だった。
なんのまじりっ気もなしに女湯に入ると、
女性も「私たちが間違ってるのかな」という雰囲気になる。
その後、ちゃんと混浴に行ったらおっさんしかいなかった」
と答え会場を沸かせる。
頭の回転の速さに舌を巻くが、
キャッチーなつかみの笑いと1つの教訓めいたものを言ったあと、
最後にまた笑いで話をまとめるのが
リリーさんのスタイルなんだと途中で気づいた。
そして途中でリリーさんが真木よう子さんをサプライズで呼んだり、
すごくお客さんに気を遣う人なんだなと思った。
「足を運んでくれた人を楽しませたい」という真摯さを垣間見た。
✳︎
岡村照館長は今年で米寿を迎える。
昭和24年に創業された老舗の映画館。
岡村照館長のお父様が「子供にいい映画を観せたい」との思いから生まれた。
新しく改装して旦那さんと切り盛りを始めて
その10ヶ月後に心不全で旦那さんに先立たれた。
以来、1人でこの映画を切り盛りしてきた。
そのことを踏まえたうえでリリーさんが
「その事実がもう映画よりも何よりも映画ですよ」
と言って館長に惜しみない拍手が送られた。
そのことを踏まえたうえでリリーさんが
「その事実がもう映画よりも何よりも映画ですよ」
と言って館長に惜しみない拍手が送られた。
主催の森田真帆さんや照館長とは以前、
音楽家の佐藤礼央くんと一緒に飲んだことある。
2人とも本当に裏表のない気さくな雰囲気だった。
人柄に人が集まるのだと思った。
映画祭は多くの観客で賑わっていた。
いつも僕が行くと、ほとんどが貸し切り状態で、
10分遅れようものなら、照館長が10分遅れで映画を流しだすくらいの映画館だ。
「ここまで人がきたのは渥美清が別府に来た時以来」らしい。
誰かが長い間、丁寧に静かに紡いできたことが
こうして陽の目を浴びるということが素敵だと思った。
自分からアピールするのではない。
周りが照らしてくれるのだ。
今日はコピーライターの長谷川哲士さんと打ち合わせをした。
元カヤックのコピーライターさんで、
ちょっとしたご縁があってともやくんと一緒にオフィスにお邪魔した。
株式会社コピーライターという社名からしてキャッチーだ。
https://www.copywriter.co.jp/
ホームページも言葉で勝負している感じが伝わってきてかっこいい。
そして面白い。ユーモアや明るさに加えて愛のあるコピーがいいなと思った。
そう考えると今のナチュパラは世界観がチグハグで、
いろんなことを見直す時期にきているかもしれないと強く感じた。
長谷川さんから聞いた話で、
TCC賞の審査員も務めていた箭内道彦さんいわく
「いいものをつくる人たちか、現場が楽しい人たちかだったら、
現場が楽しいほうをとる」
と言っていたらしい。
ナチュパラの強みである「現場の楽しさ」を
今はまだホームページなどでもうまく表現できていない。
自分よがりにならないよう、
外部の一流のクリエイターさんらと一緒に
考えてやっていきたいと思っている。
そして、長谷川さんにこのブログも
「アメブロじゃないほうがいい」とアドバイスをもらった。
友人の多くが読んでくれていて、時々感想をくれるから嬉しいものの、
メジャーデビューしようともせずインディーズで満足しているのと
似たような感覚がどこかにある。
無理をしないのと、挑戦をしないのは違うかもしれない。
いろいろ新しいことをやっていきたい。
元カヤックのコピーライターさんで、
ちょっとしたご縁があってともやくんと一緒にオフィスにお邪魔した。
株式会社コピーライターという社名からしてキャッチーだ。
https://www.copywriter.co.jp/
ホームページも言葉で勝負している感じが伝わってきてかっこいい。
そして面白い。ユーモアや明るさに加えて愛のあるコピーがいいなと思った。
そう考えると今のナチュパラは世界観がチグハグで、
いろんなことを見直す時期にきているかもしれないと強く感じた。
長谷川さんから聞いた話で、
TCC賞の審査員も務めていた箭内道彦さんいわく
「いいものをつくる人たちか、現場が楽しい人たちかだったら、
現場が楽しいほうをとる」
と言っていたらしい。
ナチュパラの強みである「現場の楽しさ」を
今はまだホームページなどでもうまく表現できていない。
自分よがりにならないよう、
外部の一流のクリエイターさんらと一緒に
考えてやっていきたいと思っている。
そして、長谷川さんにこのブログも
「アメブロじゃないほうがいい」とアドバイスをもらった。
友人の多くが読んでくれていて、時々感想をくれるから嬉しいものの、
メジャーデビューしようともせずインディーズで満足しているのと
似たような感覚がどこかにある。
無理をしないのと、挑戦をしないのは違うかもしれない。
いろいろ新しいことをやっていきたい。
東京の夜を車で走っていると、
あちらこちらに部屋の燈が見える。
高層マンションの高いところのいたるところに
電球色か白昼色が灯っていた。
あたたかそうな、幸せそうな燈だった。
でも、本当にそうかは外から見ただけじゃ分からない。
*
たくさんの芸能人の結婚報告ニュースが飛び交う中で
KARAの元メンバー、ク・ハラさんが亡くなったというニュースがあった。
僕は彼女のことをよく知らない。
あの高層マンションの燈みたいに。
華やかそうに見えても、その実は分からない。
FacebookやらInstagramの類もそうかもしれない。
東京タワーを通り過ぎる頃、
ラジオから素敵なピアノの音色が流れてきた。
思わず車の天窓にカメラを向けた。
何の意図もない動画。
ターゲットもコンセプトもない。
映えもメッセージ性もない。
あちらこちらに部屋の燈が見える。
高層マンションの高いところのいたるところに
電球色か白昼色が灯っていた。
あたたかそうな、幸せそうな燈だった。
でも、本当にそうかは外から見ただけじゃ分からない。
*
たくさんの芸能人の結婚報告ニュースが飛び交う中で
KARAの元メンバー、ク・ハラさんが亡くなったというニュースがあった。
僕は彼女のことをよく知らない。
あの高層マンションの燈みたいに。
華やかそうに見えても、その実は分からない。
FacebookやらInstagramの類もそうかもしれない。
承認欲求が強くなくたって、わざわざ弱みや苦悩を吐露する人は多くないだろう。
結果的に他人のハレの部分だけをつなぎ合わせて人は他人を羨む。
先日、女子大生の子が「Instagramでは素直な自分を出せない」と言っていた。素直でいられる場所はいったいどこにあるのだろう。
東京タワーを通り過ぎる頃、
ラジオから素敵なピアノの音色が流れてきた。
思わず車の天窓にカメラを向けた。
何の意図もない動画。
ターゲットもコンセプトもない。
映えもメッセージ性もない。
再生回数も評価も必要ない。
たまにはそういうものから
たまにはそういうものから
解放されてもいいじゃない。