クリエイターがゴルフするってよ。 | 東京夜時

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宇都宮秀男によるコラム。月木更新。

なぜだろう。

クリエイターがゴルフをやるというのは、
サーファーがロッククライミングをやるのと同じくらい遠いイメージがあった。

しかしステレオタイプを壊したいのもクリエイターの性分。

黒澤明もゴルフ好きだったときく。

先日、友人に誘われてはじめてゴルフ場でゴルフをやってみた。葉山にあるパブリックコースだ。

ちなみにパブリックコースの意味は知らない。

人生初の打席は見事なくらい右斜めに飛んでいった。

もう少しで自分の立ち位置よりも後ろに行きそうなくらい超絶なほどの右具合だった。

いかに右側に飛ばすかを競う戦いなら、そこそこの上位を狙えるレベルだ。

実質的には3ヤードも進んでいなかった。

他のプレーヤーに迷惑をかけぬよう最終組で回ったのだが、もう一つ別の組の人たちがいて、

「小さい子がいるので先に回ってください」と言われた。

お察しのとおり、4つ目くらいのコース後に

「ご迷惑をおかけするので先に回ってください」と言う羽目になった。

でも、構わない。

だって、びっくりするほど気持ちが良かったから。



もともとやろうと思ったのは、父親にゴルフクラブを以前プレゼントされたからだ。

そしてうちの実家のリアル芝に父親が即席パッティングコースをつくってくれた。

実家に帰るたびに、父と競っては負けることを繰り返す羽目になるが楽しみの一つでもある。

ちなみにもらったバッグがスパイダーマン柄のクラブバッグなので、
さすがに右斜め80度くらい飛ばす人間が持つにはもう少し時間を要するが、
新しい趣味を設けてもいいと思った。

ちょっとずつ上手くなりたい。