やりたくないけど、できる仕事 | 東京夜時

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宇都宮秀男によるコラム。月木更新。

つくばの朝は雨だった。

昨日「僕、晴れ男なんです」と得意げに話した後は
たいていこうなる。

世の中は皮肉に満ち溢れている。

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読みたい本がいくつかある。



仕事のために、ひとまず我慢。
最近、最果タヒと井田真木子が気になって仕方ない。

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夜、林修先生がテレビで仕事論を語っていた。

その中で、Nintendo DSやWiiの生みの親である
故・岩田聡さんの教えを引用していた。

「自分の長所を見つけるためには、
 楽なことをしたほうがいい」と。

自分ができなかったことを苦労してできるようになったとしても、
最初から労せず楽にできる人には勝てないという理屈だった。

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「やりたくて、できる」仕事は一番いい。
「やりたくなくて、できない」仕事はやらなきゃいい。
「やりたくても、できない」仕事はつらいだけ。
「やりたくないけど、できる」仕事。実はこれがポイントらしい。

一見つらそうに見えるが、人からは喜ばれる。
それが結果的にマズローの5段階欲求でいうところの
「自己尊厳の欲求」が満たされるので、さらにいい仕事ができるようになる。
結果的に幸せになりやすい、と。

林修先生は「やりたくないけど、できる」仕事を推奨していた。
予備校教師も実はやりたくなかったが、
人に教えるのは得意だという自覚はあった。

それが結果的に今のテレビ番組出演の機会まで得られており、
彼は今の人生に満足している。

それもまた1つのnatural Paradox的人生だと思った。