山田五郎さんのオトナの教養チャンネル。
【受胎告知ってなんだ?】これを見れば受胎告知絵画を見るのがもっと楽しくなる!そもそも受胎告知はなんのために行われたの?受胎告知に描かれがちな物って?受胎告知のアレコレ
38分ほどの動画です。
いや、これは思った以上に面白く、勉強になりました。
大まかには知っていましたが、なるほどねえ。
それと、大天使って天使界ではそんなに偉くないんですね。
「受胎告知」や大天使の絵は外国製のオラクルカードにもよく使われる絵柄なので、スピリチュアル系の方も背景知識としてこの動画を見てみると良いのではないかと思います。
「受胎告知」は数々の画家が描いていて、同じ画家が何度も題材にして描いている絵でもあります。聖書の名場面の1つ。
・・・・という有名な題材のわりには、新約聖書の四福音書の中ではルカ書にしか出てこないのか。へえ~。
そして、マタイ書ではイエスの養父でありマリアの夫となるヨセフに対して「告知」されるんですね。
五郎さんは、「むしろ旦那(夫)になる人に誤解なきよう言っておいたほうがいい」というような見解(笑)
そりゃそうだな。
聖書自体には詳しく書かれていなくても、絵画としては持ち物(アトリビュート)とかいろいろ「ありがちな描き方」や「お約束事」があったりします。
聖書は旧約と新約とありまして、非常に大雑把に言うと、旧約聖書がユダヤ教、キリスト教は旧約+新約聖書。
という前提で五郎さんの話を聞くと「旧約の預言が成就されて、ここからキリスト教が始まる」が分かりやすいかと思います。
信仰の観点からでなく、あくまでも「絵画の見方」や「文化的背景」として語られているので、笑ってしまいます!?
五郎さんがおっしゃっている「天使祝詞」というのはカトリックのお祈りの言葉ですが、今は「アヴェ・マリアの祈り」という翻訳になっているそうですね。
ちなみに聖母の出てくる絵や彫刻というと、「受胎告知」の他には、
聖母被昇天
無原罪の御宿り
ピエタ
などが思い浮かびます。