こういう話は昔(30年くらい前)に聞いたことがありましたが、今もそうなんですね。

 

 

2024年6月21日 17時16分

 

 

<抜粋>

 

280万回以上再生されている、この動画。

日本で生まれ育ったイギリス国籍の俳優が、東京都内の不動産会社で入居を断られた経験をみずから再現したといいます。

 

 

ジョシュア・トムソンさん
「国籍がイギリスというだけで断られてしまうことに対して、単純にすごく悲しい気持ちになりました。この経験をおもしろおかしく動画にすることで、自分の中でも消化したいという気持ちがありました」

 

 

 

ジョシュアさんって前に見たことがある動画の方だと思いますが、日本育ちで日本語ネイティヴと言っていいと思う。

 

ちなみにジョシュアさんのお姉さんは、顔が完全に白人で喋り方は普通に若い日本人女性なので面白かった。

 

見た目と日本語が違うので面白いですよ。・・・と思うのが「人種がいろいろ」な状況に慣れていない日本人なんですよね~私も。

 

まあ、英語やフランス語やスペイン語ならいろいろな人が喋るから違和感ないんだけど、日本語はローカル言語だから余計にですかね。

 

 

 

 

日本育ちで日本語がカンペキだったら、断る理由もないと思うんだけどな。

 

文化も生活習慣も知ってるし、コミュニケーションにも問題ないから。

 

 

 

以下も抜粋(青字部分)。外国人からの色々な声。

 

 

「20年以上日本に住んでいるのに、断られてばかりだ」

「永住権を持ち、日本の大手企業に勤めているのに、外国籍というだけで断られた」

「“ペット可なのに外国人不可”の物件が結構あった。私たちは動物以下なのか…」

 

 

 

他の事例。

 

 

6年前に来日した、スペイン国籍の男性(36)です。
公立大学で講師として働いています。

2023年1月、兵庫県のマンションを内覧したいと不動産会社にメールで問い合わせたところ、次のような回答が送られてきました。

 

 

“外国籍の方のご入居は不可となります”

日本語が話せて、日本人の保証人がいると伝えても、結果は変わりませんでした。納得がいかなかった男性は、地元の法務局に調査を求めました。

ところが「相手を指導したり罰したりすることはできない」という回答を受け、申し立てを諦めることにしました。

 

 

 

っていうかこのメールを読める日本語力があるならば(あるいは翻訳ソフトで理解できるならば)問題なくない!?爆  笑

 

会話はできるんだし。

 

大学講師ならきちんとした職業も持っているわけですし、不法滞在でもないし、わからない部分は日本人の保証人にサポートしてもらえばいいんだし。

 

 

 

海外ではどうなのか知りませんが、もしかしたら外国でも外国人に部屋を貸すことを嫌がることはあるのかもしれないけど、法律だとか、「おもて向き」はさすがにNGなんじゃないかな。少なくともいわゆる先進国だったら。

日本は「指導」すらしないんだ。

 

 

 

 

やはり、部屋を汚く使ってめちゃくちゃにされるのが嫌だとか、騒音トラブルなどの理由で断る(あるいはそうした不安から断る)大家さんがいるそうです。

 

他の日本人が怖がって退去するということもあるらしい。そのくらい怖く見えるってどんな外国人なんだ?

 

 

まあ、「日本語学校の留学生で友達が転がり込んできちゃって、2人しか住めないタイプの部屋に3人住んでる」みたいなことはあるから、そういうのを嫌がるのは理解はできます。

 

 

でも「外国籍」でひとくくりにはできないと思うけどなぁ。

 

 

 

日本賃貸住宅管理協会が行った調査(2022年)では、外国人が入居中に何らかのトラブルが生じたと回答した大家は52.7%。

ゴミ出しのルールを守らなかったことや、騒音による近隣トラブルが最も多いとしています。

 

 

 

このへんは話をして理解を求めて、どうにもダメなら退去、ぐらいにしていいんじゃなかろうか。契約更新を断るとか。

 

 

 

「(外国人入居者の)マナーが悪いというよりは、日本のマナーを知らないっていうところが問題なのかなと思います。外国人をいい条件で受け入れることができれば、空室期間も短くなって、運営も回っていきますので。そういう対応策をやっていかないといけないですね」

 

 

とおっしゃっている大家さんもいらっしゃいます。

ちなみにわりと若い大家さんです(NHKの記事に写真が出ています)。

 

東南アジア人に貸したら部屋がえらいことになったので、それ以来、契約時にちゃんと説明をおこなうんですって。それがいいですよね。

 

 

 

でもきっと改善するための対応を考える大家さんばかりでなくて、外国人に貸して懲りて、そこで全面拒否になる大家さんもいるんだろうな。

 

困った経験をした ⇒ 言葉にしないで全面拒否。もしもそうだとしたら、ある意味、典型的な日本人的対応だと思う。

 

 

「経験してないけどそういう話を聞くから、面倒事を避けるために断る」もあるだろうと思う。

 

 

私も日本人ですから、心情は理解できます。理解できますけどね・・・・。

 

 

 

 

 

 

都内で住宅情報サイトを運営する会社では、外国人をはじめ、さまざまな背景をもつ人々に対し理解があり、住まい探しの相談に応じてくれる不動産会社を検索できるサイトを立ち上げました。

 

 

これを発案したのは5歳から日本で暮らす中国人上海出身の女性キョウさんで、外国人以外にもシングルマザーだとか、家探しが難しかった人たちが集まって2019年からサイトを運営。

 

サイトに登録している約4400店舗が外国人に理解を示していて、キョウさんたちはさらに「外国人受け入れに積極的な会社で聞き取り調査を行い、他社向けに情報発信をするという活動」もしているとのこと。

 

 

サイトに登録している会社によると、英語や中国語でゴミ出しルールや土足で部屋に入らない(ってそれも知らんのか)を契約時に重点的に説明するとトラブルを減らせるとのこと。

 

和室の部屋やユニットバスの部屋が最近は不人気だけど、外国人なら入ってくれるというメリットもあるんだとか。

 

 

 

 

日本人は外国人に慣れてないから、どういう人かを見ることなく、なんでもかんでも「外国籍」でまとめて見ちゃうんでしょうね。

 

あるいは、一律に線引きしたがる特性か。

 

(国籍でなく、人種や民族や宗教で線引きし始めたらそれも困るけど)

 

 

 

どこの国でも「一時的な滞在でお金を落としていってくれる観光客(お客さま)」と、「ある程度の長さで住む人」は同じには扱われないと思いますけど、日本は激しく違う気がする。

二面性というか手のひら返しというか。

 

 

確かに外国人が増えると面倒事が増えるんだと思う。ヨーロッパなんかもそうですよね。

 

にしても、コミュニケーション不足であまりにも拒否的なのは問題だろう。