何度か読み返している文庫本なのですが、帯の広告に注意を払ったことがありませんでした。
 
 
 
 
中にも出版社のキャンペーン広告が挟んであってそのままだったんですが、あらためて見たら、
 
おかえり。じぶん。
 
というキャッチコピーが。
 
 
 
 
いやー、いいですね。
 
本好きが思うようなことですね。
 
本を読むと自分に帰れる、というような。
 
 
 
 
2017年4月。
 
幻冬舎文庫の春まつり・最新刊
 
とのこと。
 
 
 
帯の紹介によると、GENERATIONS from EXILE TRIBE 片寄涼太さんでした。
 
 
 
 
こちらですね。
まだ紹介記事がWeb上にありました。

 

 

 

夏版もあったんですね。

 

 

 

 

 

宝石ブルー宝石緑宝石紫宝石白宝石赤

 

 

 

 

ちなみに広告が挟まっていたばななさんの本はこちら。

 

「花のベッドでひるねして」

 

私が持っているのは「平成29年4月15日初版」(つまり2017年。文庫版の初版)です。

 

 

 

 

ああ、ペンネームが「よしもとばなな」時代だったんですね。

 

途中からまた「吉本ばなな」さんに戻っています。

 

 

平仮名にしたのは姓名判断ゆえだったと思いますが、戻したのはなぜだったかな。

 

 

<家庭運があまり良くない名前だったので「そんなに仕事はしませんよ」って名前にしたんですけど、子どもも大きくなったので「よし、仕事するぞ」と漢字の「吉本ばなな」に戻したんです。>

 

あ、そうだったんですね・・・。

 

 

 

この本、主人公のおじいちゃんの言葉が面白い。1つネタバレします。

 

 

 

(p22)

 

ある日の朝、音楽番組でクィーンを観ていたとき、祖父はいたく感動して、

 

「フレディは神だ。むだな動きが多いが。」

 

と言った。

 

 

 

(P24)

 

「(前略) フレディにはむだな動きが多いけれど、そして確かにそこがあと一歩進んだら気になるようなところではあるが、それは関係ないんだ。だいじなのは違うことをしないことだ。あれ以上むだな動きが増したら、違うことになると思うんだけれど、わずかなところで踏みとどまっているのが、彼の天性の肉体的な勘なんだろう。」

 

 

(このあとにおじいちゃんが「違うこと」の解説をしています)

 

 

 

フレディ・マーキュリーの動きを思い浮かべると、なんか解る気がしますよね(笑)。ばななさん、すごいなぁ。

 

(これは「クイーン」でなくソロ。元はザ・プラターズの曲)

 

 

あまり詳しくないので、こういうのを指して言っているのかはわかりませんが!

 

 

 

 

違うことをしないといえば、この間書いたこの本があります。

エッセイ&対談集。