インド、中国、ロシア、とひっくるめて書いてしまったけれど、これもまた正しくなかったかも。
中国やロシアからの海外移住は、一般労働者の出稼ぎでなくて、比較的裕福な人たちが仕事や自由やもっと良い暮らしを求めて他国へ渡るケースが多いのかもしれませんね。
どちらかというと、日本から北米、西欧、オーストラリアなどへの移住と似ているのかも。ただし、日本はそこまで政治的に不自由な国ではありませんが・・・政治家の批判や悪口を言っても逮捕されたり消されたりしないし。
(ロシアはジャーナリストが暗殺される国)
どっちにしろ、バイデン大統領の並べ方・ひっくるめ方が乱暴ということですね(苦笑)
<ロイター通信は、イベントの中でバイデン大統領が「われわれの経済が成長している理由の1つは、移民を受け入れているからだ」と述べたあとで「なぜ中国の経済がひどく失速しているのか。なぜ日本は問題を抱えているのか。なぜロシアもインドもそうなのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言したと報じました。>
ここね。
戦争から逃れたいロシア人も大変だな。
(でもメキシコはメキシコで、自国民が米国へ不法で流入というのもありますよね)
中国人の海外移住は、<シンガポールやアラブ首長国連邦(UAE)に高級物件を購入する資産家から、密入国請負業者の助けを借りて米国・メキシコ国境を越えようとする貧困層まで、中国からの移民はさまざまだ。>(ブルームバーグ)だそうです。
ラテンアメリカを歩いて踏破し米国へ入る、というのは読んだことがあるけれど、過酷です。
こんな苦労をしようとする日本人は滅多にいないだろう。
好き好んで「どこそこに住みたい!」とか、「たまたま外国人と結婚して相手の国に住むことに」とか、「仕事を追求していたらやがて海外に行くことになり」みたいなプラス方向の場合は別として、本当は、自分の国で安全に暮らせればそれが一番良いのですが。
世界には、それができないからやむを得ず(時には命がけで)出国を選ぶ人たちがいるわけですよね。中南米、アフリカ、中東、東南アジアなどからも。