NHKウェブに出ておりました。
【動画・声明全文】大谷翔平 自身の関与否定 水原氏の賭博問題
いつも天気予報と交通情報をやる時間帯ですよ。
それが声明発表の中継ですっ飛んじゃった。
そこまでして生中継する必要あるのでしょうか? 録画でもいいじゃん・・・
たまたま6時前の天気予報を見ていたからいいようなものの、正直言ってちょっとメイワク。
(別に大谷さんが悪いわけじゃないよ)
・・・と言いつつ、ある程度は関心がありますので、冒頭だけ拝見しました。もう出かけるところ(出勤)だからゆっくり聞いてはいられませんでしたが。
また変な感想ですけど、言語的な観点から。
(だってそれ以上は何を言ったって推測や想像にしかならないから。捜査と裁判の結果を見るしかない)
NHKによる書き起こし文章は、実際には「一平さん」と言っているところを「水原氏」に変更してある。
動画を見ずに文だけ読んだ人に誤解を与えそう。
「えっ、大谷さん、ここまで突き放して言ったのか?」とか「ずいぶんとクールだな」とか。
動画を観てみると、大谷さんは「彼」という以外は「一平さん」と言っており、「水原氏」とは一度も言っていません。
大谷さんはメモに従って説明したいという風に言っていたけど、単純な「読み上げ」という感じでなく、自分の言葉として喋ったのかな。
文章的にはあまり整理されてない印象でした。
通訳のウィルさんは球団の人ですから話の経緯を知っているんだろうけど、あの入り組んだ言い方を訳すのはちょっと大変じゃないかな~。と思ったり。
一度聞き返して確認していましたし。
ええ、中級~中上級英語な私が、通訳できるレベルの方に上から目線で言えるわけもございませんが・・・
足元にも及ばないレベルの私にも判ったことといえば、英訳では、最後のほうの「気持ちを切り換えるのは難しいですけれど」を訳していませんでした。
日本人的には、単純に「シーズンに向けてまたスタートしたいですし」というのと、「難しいですけれど、シーズンに向けて・・・」では若干ニュアンスが異なるような気がいたします。
英語的には「難しい」とか言わないほうがかえって印象が良いのか?? それとも「シーズンに集中したい」と簡潔にしただけなのかな?
逆に言葉を補ってくれているところもありそうですけど。
「これからさらに進んで行くと思います」って何が進むんだ?と思ったが、investigations(調査)と入れてくれている様子。
概ね端的に訳してくださっているようですし(ようですしとしか解りませんけど)、端々解ったところは、なるほどー、そうやって表現するのか、そういう単語を使うのか、と思いました。
(ああいうところで you know, って入れるものなのかわかりませんが・・・会議通訳の人だったら使わなそう)
大谷さんが何度も言っていた「もちろん」を逐一英訳する必要は、もちろんありません!
通訳者の冷静な態度を絶賛とか何とか報道されているけれど、仕事で通訳する人としては普通の態度だと思います。
質疑応答なしとはいえ、球団がああいう場に通訳の初心者さんを出すわけないし(前田健太選手の通訳をしてらっしゃったんですよね)。
あと、Yahoo!ニュースのコメントを(つい)覗いてしまったら、メモを取っていたことを素晴らしいことのように書いているコメントがありましたが、通訳者がメモを取るのは普通のことです。
海外の俳優とか有名人が来日してテレビ番組に出演する時など、後ろに控える通訳者はメモを取ってますでしょ。
(逐次通訳ではメモ取りが大事なようです)
という、しょーもない感想でした。
しょうもないついでに、ネット上に書かれている、ウィルさんが「日本国籍」というのは無いんじゃないかな?
お父様が日系アメリカ人、お母様がフィリピン人、ご本人は東京生まれで15歳ぐらいまで日本育ち、という情報がもし正しいのであれば、日本国籍を持つ理由が見当たりません。