書き忘れておりましたが、3月初めの日曜日に行ってまいりました。
 
千葉みなとにある千葉県立美術館の「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」展
 
 

ポスター写真の載ったチラシをもらってくるのを忘れてしまった!

 
この写真。
 
 
 
 
3月24日(日)まで。
 
 
ネット検索してみると、2022年から全国各地を巡回していて、千葉県が最後みたい。
 

 

 

 
千葉みなと駅から歩いて約10分、と公式サイトには書いてあるけれど、10分ではきついかな。
 
元気な人なら15分はかからないと思うけど。
 
駐車場もあって無料なんですね。知らなかった・・・・
 
 
信号を渡って向かいに看板。千葉県立美術館です。
 
 
 
 
 
日曜日の午前中で、千葉みなと駅からこの界隈をウォーキングしている人たちがけっこういました。
 
意外と住民が増えている。
 
考えてみたらマンションがいくつか(いくつも?)あるものな。駅には24時間営業のマルエツ・プチが入ってるし。
 
 
千葉ポートタワーです。
 
天気の良い日で、小さい子供を連れた人々などが公園に遊びに来たりしていたみたい。
 
 
 
 
この黄色いのがポスターの引き延ばし。
 
(よくこんなに大きく印刷できるものだ。さすがです)
 
ブリティッシュカウンシルへの謝辞が書いてあった。後援してるんですね。
 
 

 

 

一部作品を除きほとんど写真OKだけど、接写しないように注意書きがあったので、遠慮して(笑)、会場風景として撮ってみました。

 

図案を無断で使われたりすると困るからかな。

 

 

こんな雰囲気ですよということで。

 

 

モリス以外にもいろいろな作家(デザイナー)がいて、女性デザイナーもけっこういた。

 
19世紀ですが、女性も既に活躍していたんですね。
 
 
 
これは土産に買ったチケットホルダーですが、ウィリアム・モリスの娘さんのメイ・モリスの作品「すいかずら」です。

娘さんも一緒に工房で働いていたとは知らなかった。
 

 

 
ウィキペディアは英語版しかなかったけど、どうも彼女のお母さん(モリスの妻)も刺繍作家か何かだったみたい。
 
 
 
 
アーツ・アンド・クラフツ運動はのちのアールヌーヴォーなどにも影響を与えたそうです。
 
アールヌーヴォーも好きだけど、アーツ・アンド・クラフツのほうがあっさり・すっきりしている感じかな。
 
どちらも好きですけど。
 
 
 
 
 
ウィリアム・モリスの「いちご泥棒」というのも名前が可愛い作品だと思いました。
 
美術館のサイトに出ています。
 
ライトは日本の帝国ホテルなどを設計した人でもある。
 
 
 
私は昔、ニューヨークのメトロポリタン美術館のアメリカ館でフランク・ロイド・ライトのデザインによる展示室を見て、なんだか和風みたいでホッとした記憶があります。帝国ホテルの人って当時は知らなかったんだけど。
 
(余談:アメリカン・ウィングはヨーロッパ絵画の部屋ほど混んでなくて、なおかつ見ごたえあってオススメです)
 
 
 
 
 
家具もあり。
 
 
 
ファブリック(布製品)や刺繍の入った家具など。
 
モノクロ写真は工房風景。
 
 
図案はデザイナーが作りますが、実際に布を染めたり製品を作ったりしていたのは職人さんたち。あちこちに工房内の様子や、水で布を洗ったりする様子の写真がありました。
 
 
 
 
なんかこうして見ると天井が目立つ写真(笑)
 
 
書物などの印刷物もありました(右側のケース)。
 
奥の衝立みたいなものは、ウィリアム・モリスによる「暖炉の衝立」
 
刺繍が立派で、こんなの暖炉の前にもったいなくて置けない気がする。
 
 
 
 
食卓で使うものもありました。
 
手前の食器はチャールズ・ロバート・アシュビーによる「蓋付きマフィンマフィン銀皿」でした。
 
こんな立派なのでマフィンを供するのか~。保温機能があるそうです。
 
 
 
リバティ・プリントって有名ですよね。あれもリバティ商会ということで展示がありました。
 
モリスの工房以外にも、いろんな人が作品(商品)を作っていた。
 
 
 
 
 
ランプも。
 
このへんはアメリカのアーツ・アンド・クラフツ運動。
 
米国にもアーツアンドクラフツ運動の団体がいくつかあったそうですが、フランク・ロイド・ライトがシカゴの協会をまとめていたんだったか。
 
 
 
美術館のサイトより抜粋:
 
アーツ・アンド・クラフツ運動は日本をはじめ世界各地に広まり、その流れはアメリカでも独自の展開を見せます。シカゴ・アーツ・アンド・クラフツ協会の開設メンバーのひとりである建築家フランク・ロイド・ライトは、モリスらの重要性を認めながらも、機械生産がもつ創造性を重視し、同運動の新たな方向性を提示します。本章ではライトのステンドグラスや、ティファニー・スタジオの家具など、アメリカにおけるアーツ・アンド・クラフツ運動の展開をご覧いただきます。
 
 

という風に、英国の元祖・モリスは手工芸にこだわりましたが、ライトは工業生産にも積極的でした。

 
だからってアメリカのが味気ないわけではなく、やっぱり良いですよ。
 
 
 
 
 
最後は千葉県立美術館独自の企画、「千葉とアーツ・アンド・クラフツ」
 
佐倉藩出身の千葉ゆかりの画家、浅井忠など。
 

 

 

 

浅井のヨーロッパ滞在時の日記がありました。たぶん横罫のノートを使っているんですが、縦書きにしていました。

 

当時の人は縦書きが馴染みがあったのかな。

 

 

 

和風のお皿。

 

 

 

 

農村の作業や風景。これも浅井忠。

 

 

最後のほうに他の作家の作品もありましたが、それは撮影NGでした。

 

 

 

 

なお、この美術館は過去何度か行っていますが、今回初めてレストランを利用してみました。

 

次の記事に書きます。