6月10日の第1部は見たのに、翌週17日の第2部は寝落ちして見逃しました・・・・
ETV特集「ミッドウェー海戦3418人の命を悼む」
作家の澤地久枝さん(92歳)が40年前に日米で行った調査と、現在の話です。
ミッドウェー海戦 3418人の命を悼む 第一部「命の重さ」
初回放送日: 2023年6月10日
「私が突き止めたかったのは“命の重さ”だった」。40年前、日本とアメリカで大規模な調査を行い、太平洋戦争のミッドウェー海戦で命を落とした3418人の詳細を明らかにした作家・澤地久枝さん、92歳。指揮官のずさんな命令で奪われた命、15歳の若さで志願して戦場に向かった命…。そして、「その死にどんな意味があったのか」問い続ける遺族たち。それぞれの生と死の物語をたどり、現代的な意味を問い直す。
ミッドウェー海戦 3418人の命を悼む 第二部「残された者たちの戦後」
初回放送日: 2023年6月17日
「遺族の願いは戦争を繰り返さないこと。そこに敵も味方もない」。40年前、日米でミッドウェー海戦の戦死者調査を行った作家・澤地久枝さん。見極めようとしたのは、繰り返し戦争を経験してきたアメリカで、「戦争による死」がどう扱われてきたのかだった。ベトナム戦争下、反戦運動に身を投じた駆逐艦の元艦長。日本軍の捕虜となり殺害された兵士の遺族…。壮絶な人生に接してたどり着いた、現在92歳の澤地さんの思いに迫る。
第2部の再放送が、6/21(水)深夜24時【6/22(木)午前0時】の予定。
また、6/24(土) 午後11:59 まで見逃し配信中。
たぶんその後、オンデマンド配信されるのでしょう。
第1部は見逃し配信が終了しており、NHKオンデマンドで2024年6月7日まで見られるとのこと(有料)。
遺族への聞き取りだけでなく、現場での作戦の推移も資料などから調査しており、米国の研究者からも公文書以上に一番詳細な死者数ではないかと言われていた。
アマゾンで「滄海(うみ)よ眠れ」を見たら1巻目が古書で高いわ、、、何巻もあるし。
「記録 ミッドウェー海戦」のほうが入手しやすそうです。
澤地さんは20代の頃から2回だか手術されていて、心臓ペースメーカーを入れて18年だとか言っていたようだった。
(昨年入院というエピソードがあり何事かと思ったらペースメーカーの電池交換のためでした。←これは異常事態ではなくて何年かに一度必要になるもの。最近は10年ぐらい持つようです)
お若い頃から持病がありつつも、40年前にはアメリカまで行って公文書館の資料を調べたり、各地の遺族に会って取材したりした。
現在92歳で背中は丸くなってらっしゃいますが、喋り方はシャープです。
勝った国でも戦死者とその家族はいるわけで、その部分は日本でもアメリカでもそれぞれに傷跡があるわけです。
アメリカ側の遺族の話を聞くと、表面的な文化や考え方は違えども、人間的な心情は同じなんだなとあらためて思います。
でも、人それぞれですけどね。中には戦争反対ではない人もいらっしゃったし。
それもたぶん、日本も同じですよね。
ちなみに、太平洋戦争の日米双方についての詳細な記録といえば思い出すのが、大岡昇平の「レイテ戦記」
フィリピンの戦場についての記録ですが、こちらも、日米両方のこと(そして現地事情)が書かれている。
こちらは作戦の推移や戦場の様子が中心なので、澤地さんの視点とは異なりますが、日本軍だけでなく米軍側も含めて丹念に調査されているのは似ているんじゃないかな・・・・。
そう、読むの大変なんですよね。下巻の最後は挫折気味でした。
ちなみに、これで漢字とカタカナ交じりの文章(電文)を読むのに慣れました。
最初、電文の部分をスラスラと読めなかったですよ。だんだん脳が慣れたみたい。