たまたま見かけたナショナルジオグラフィック日本語版の記事です。

 

コンゴのエボラついに終息へ、決め手はワクチン接種
一時は医療従事者を襲撃、地域での啓発活動から戦略を徹底
2020.04.10

 
(※残念ながら、この後、新たな感染者が見つかって、終息宣言は見送りになりました)
 
 
世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題でもちきりだが、史上2番目に大規模なエボラウイルス病(エボラ出血熱)のアウトブレイク(集団感染)がついに終息するかもしれない。
 コンゴ民主共和国(DRC)のキブ地域で、大流行へとつながるエボラウイルス病の最初の症例が報告されたのは2018年8月だった。以後、これまでに約3450の症例と2270人の死者が確認されている。しかし、2020年2月17日以降、DRC国内で新たな症例は報告されていない。もしこの状況が続けば、世界保健機関(WHO)は4月12日に流行の終息を宣言する予定だ。

(中略)
 
この取り組みで重要な役割を果たしたのが、2016年に西アフリカで初めてテストされた新しいワクチンだ。キブのアウトブレイクではこのワクチンを調達し、エボラウイルス病の予防としては最大規模となる30万人以上に接種した。なお現在、新型コロナウイルスのワクチンも開発が進められているが、大規模な接種が開始されるのは少なくとも1年後になりそうだ。
 
 
 
 
今までワクチンがなかったエボラ熱ですが、ついに有効なワクチンが実用化されたんですね。
 
と言い切っていいのか分かりませんが、とにかく、有効なのであれば良かった!
 
 
 
<エボラウイルス病の史上最大の流行は2014年から2016年にかけて西アフリカで発生した。感染の前例がない国境地域から数カ国に拡大し、1万1000人以上の命を奪った。>
 
 
 
この時にワクチンや血清などの治療が試みられたのは知っていました。
 
数字で見てしまうと、数字に弱い自分はピンと来ないんですが、1人1人、それぞれの家族にとっては、100人だろうと1万人だろうと、それぞれの人生があるわけで。
 
 
1970年代以降、何度か流行がありましたが(何度かでなく30回以上なのか!)、地域が限定的で、2014年からの大流行以前は、先進国の製薬会社などはなかなか本気でなかったようにも見聞します。
 
ずっと研究している欧米の研究者はいたのですが。
 
 
 
世の中にはワクチンというものの問題点を言う人もいますし、それと別に、動物実験の問題もありますが(できるだけ無しにできればいいと思うけど、難しい部分もあるのだろう・・・)、しかし、有効な対処法ができたのであれば、やはりそれは良かったと思う。
 
今や世界の他の地域にも無関係ではありませんが、何よりもまず、地元の人たちにとって。
 
 
地球 ハート