職場の困った人の件で、急遽アマゾンで買ってみました。
ネット情報も読んでみましたが、本でももう少し詳しく知りたかったので。
※著者に誤解があるなと思ったのは、『うつと発達障害』の中にあった「アダルトチルドレンという偽の病名」という記述。
アダルトチルドレンはそもそも診断名ではないし、病名でもありません。偽物ではなくて、本人が自覚するための用語です。
以前の職場でASD的な人がいてかなり苦労したので、その時も何冊か発達障害の本を読みました。
そうした本を読んでから周りを見てみると、ASDやADHDの傾向がありそうな人たちが何人かいた。
(もちろん本当にそうかなんて分からないし、レッテル張りして批判する目的で読んでいるわけではない。仕事上のコミュニケーションに困るので、傾向と対策を知りたかっただけです)
しかしADHDは二の次で考えていたんですね、その時は。ASD(当時はアスペルガー症候群という呼び名でした)的な人に困っていたので、そちらの傾向と対策を知りたくて。
今回はADHDを学ぶきっかけになっている。関連して自己愛性パーソナリティ障害も。
それで思ったのですが、こういうのって早く気づければ良いのですが、私が気づくのはいつも人間関係や事態が既にこじれてからなのです。
素人だから仕方ないと思いますが。
「えっ、何なんだろう、この人??」「なんでこうなんだ!?」とか思っているうちに事態が悪化していく。
そのうちには、こっちも普通の人間だからその人に嫌悪感を抱いて嫌いになっていたりするし、相手の心も頑なになり、こっちのことを嫌って拒絶する。
たとえば相手が間違えたところを、業務上必要な訂正として何度も指摘すると、相手からは、私が相手を否定したり攻撃しているとみなされるから。そんなんじゃないんだけど。
都度直していると、結果的に「何度も指摘」になってしまうだけで。
私はその人が「何かが出来ない事」を嫌悪するんではありません。
そうではなくて、相手から容赦なく怒りをぶつけられたり、頭ごなしに決めつけられたり、見下す態度を取られたり、という「態度」の部分です。
そりゃ嫌ですよ。
最初から問題の可能性に気づいていればともかく、知らなくてフツーに見たら、「逆ギレ」されたり、「横柄」にされたりですから。
第一、発達障害やパーソナリティ障害は素人が判断できるものではないので、あくまで「可能性」とか、「ちょっとそんな傾向があるのでは?」ぐらいに控えめに考えている。
勝手に断定したり、他の人にベラベラと言いふらすものでもないし。
だから、「あっ、やっぱりそうなのでは」という思いをようやく強めるのは(語弊を恐れずに言えば確信に至るのは)、決定的なトラブルが発生した時だったりするんですよね。
特徴がはっきり出ますから。
今回であれば、前から「ADHD傾向があるのかもな」とうっすら感じてはいたけれども、社員と上司が言い合いになったのを聞いていて、「あ、この人(上司)はここまで話が食い違ったり、ヒートアップしてしまう人なんだ」と認識を新たにした。
さらに、他の人からは、「あの人は本当は分からなくて自信がないのだ」と聞いてはいたが、ピンと来なかった。
実は意外と気が小さい人らしい、とは気づいていましたが。
後でネットでADHDについて解説を読んでいて、中にはパーソナリティ障害を併発していることがある、と書いてあったので読んでみると「自己愛性パーソナリティ障害」に近いものがある。
これも本当にそうかは分かりませんが、もし本当にそうだったら、私は容赦のない天敵であって、だからあんな態度、こんな態度があったのか、、、、とか。
(毒舌なページですが参考になったので⇒★)
後から気づいたわけです。
ではこちらがかえって傷つけていたのかもな、と。
必死に自分を守っている人に対して悪かったな、と「今となっては」思いますが、しかし、最初からそんなこと分かりませんからね・・・・・・。
友人でも家族でもないし、私が上司なわけでもなく相手のほうがずっと年上ですから(プライドが高いし)、立場的に何かしてあげられるとも思えないし。
(祈るくらいですかね。光を送る)
しかしこれで今までより冷静に対応することはできるでしょう。
やはり近くにいるのはつらいので、距離を取る、ということにしておこう。
(私はHSP傾向なので、騒がしいADHD傾向の人とは合わない。少なくともこの方個人は。大きな声でずっと喋ってるので)
※社員が2人辞めた、というところでご本人が何か気づいてくれると良いのですが。
(期限に間にあわなかった仕事も)
または、目上の人が適切なアドバイスをくれるとか。
こちらのサイトも参考になりました。困った人のすべての人がパーソナリティ障害ではないが、傾向を参考にすることができる、と。
そこは慎重に考えなければなりません。
私が書いていることもあくまでも「素人の私見」ですので、間違っている部分があるかもしれません。ご了承ください。
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