西洋の春のお祭りにイースター(復活祭)がありますが、スペインではその頃に「セマナ・サンタ」聖週間というのがあります。体験したことはありませんけどネ。

セマナ=semana 週
サンタ=santa  「聖なる」という形容詞の女性形

2016年は3月20日(日)から3月27日(日)まで。だそうです。日にちは毎年変動します。←この時期に旅行してみては?なんてエイビーロードには書いてありますが、記事の後のほうに書かれているように店が休みになるので要注意。バルセロナは宗教行事が盛んではないらしい。
→バルセロナでも行事はあるようです。

さて、その時の行事で歌われる「サエタ」というのがあります。

昨年、フラメンコ動画について書いていた時に幾つか見ていました。

それをふと思い出した。そして考えてみたら3月で、そろそろセマナ・サンタの時期でした。


もう少し動画をアップしていたかと思ったらほとんど書いてなかったんだな。

フラメンコ系なので南部のアンダルシア地方で歌われるようです。ほかの地方でもあるみたいです、失礼しました。
この中のいくつかは私も動画を見た。⇒ ★

有名な歌手(これはアルカンヘルさん)が大きな教会で歌うこともあれば。。。




歌手なのか地元の歌の上手い人なのか知りませんが、子連れのお母さんが歌ったり。
これ好きです。
しかし娘さん、ペットボトルの水を飲んだりいじったりして聞いてないのか(笑)と思うと、最後はにっこり。モジモジしていただけなのかな?




バルコン(バルコニー)で歌ったり。
こちらも有名な歌手で、パストーラ・ソレールだそうです。★のリンク先の中で15歳の時の歌も入っている。





でもなんだか私の印象に残っているのは、映画の1シーンであるらしい、ロシオ・ドゥルカルという歌手&女優さんの歌。



どういうシーンなのか気になってググったのですが、 Acompañame(アコンパンニャメ)という昔のスペイン映画で、一応DVDが出ているようですが入手困難ぽいし、ストーリーもよく分かりませんでした。何しろそんなに良くはスペイン語解らないし・・・・・・。

(マドリードの老婦人がカナリア諸島のテネリフェまで旅行することになり、付き添い人と運転手を募集した。美術館(博物館?)で働いていた女性・メルセデスと、メキシコ人でマドリードへ大学留学に来ている男性トニーが募集してきて一緒に旅するらしい。不運がどうのとか眼鏡がどうの書いてあるが解らん。これがどういうシーンなのかも不明)

歌詞の内容も場面の意味も解らないけれど、何か訴えかけるものがあり心に残る。
トニーらしき男性は病気なんでしょうかね?


ロシオさんを見ていて美空ひばりを思い出したんですが、やはりそんなことを書いている人がいらっしゃった(日本語)→ ★


サエタというのはニコニコして歌うものではないらしいので、日本人の私から見ると、みなさん怖い顔して歌っています(^^;
終わると笑顔&盛大な拍手ですけどね~。掛け声も「オレ!」と入るし。

上の動画をYouTubeで見ていると右側にいろいろなSaeta動画が紹介されて出てくると思うので、興味ある方はいろいろ開いてご覧になってみてください。