セミナー
本日は、日本取引所グループ(JPX)と、パンローリング社の主催する投資セミナーに行ってきました。
毎年コンスタントに年利100%を超すトレーダーや、
8年間月次収支ベースで無敗の日経先物トレーダーなど、
実績を残している有名トレーダーの方々が講師です。
バフェットが超長期で年利平均25%、ソロスが短期売買で年利平均約35%という話を聞きますので、
コンスタントに年利100%で30年も運用したら、世界一の投資家になるのかもしれません。
システムトレードでの記録のようなので、長続きするかもしれませんね。
ところで、
私は、オプション取引に興味があったので、猪田義浩さんの
「オプションの基本と戦略:リバースカレンダーを中心に」で、
オプション取引をするときの、プロの考え方を参考にさせていただきました。
普段、オプション取引をしていない人には、ちょっと難しい内容だったかもしれませんが、
リバースカレンダースプレッド戦略を使うタイミングが、わかりやすく理解できました。
リバースカレンダースプレッドをコール側とプット側両方でやると、
ストラングルスワップという戦略となりますが、
これは、主に、ボラが低下するときに使うポジションです。
ガンマやセータが付いてきますが、
日経平均VI先物の売りポジションと、ほぼ同等のポジションとなります。
今回は、これだけではなくて、プット側あるいは、コール側だけのポジションで、
デルタを傾ける戦略も説明していただきました。
他、有名トレーダーの方々からも、トレードをする時に重要な考え方が聞け、
非常に参考になりました。
マーケット状況
マーケットでは、日銀黒田バズーカの後の動きがどうなるかが注目されています。
チャートが飛んでしまっているため、テクニカル等があまりあてにならない感じです。
1週間の動きをまとめると、
① ドル円やクロス円通貨は、緩和の効果もあり、円安トレンドが継続中。
② 日経平均株価は、上げすぎたのか、調整下落ぎみ。
③ 日経平均VIは、突然上昇したボラが、ゆっくりと低下してきているところ。
といったところです。
気になるところは、金曜日の夜、米雇用統計の発表があったのですが、
まずまずの結果に対して、NYダウは若干上昇で反応したのですが、
日経平均先物が、調整下落気味で反応しているところです。
また、木曜日の夜も、ECBでドラギ議長が、緩和策を発表した時も、
他の国の株価は、上昇していたのですが、日本だけ、よわよわしい動きでした。
ハロウィーン緩和時の上げが高すぎたのか、
黒田バズーカも2回目で、効き目が続かなくなったのか、ちょっと心配なところです。
希望的観測としては、前回の黒田バズーカと同様、
このあたりで、調整下落を終え、しばらく上昇トレンド継続をしてほしいところですが、
11月17日には、消費増税の判断となるGDPの発表もあり、
マーケットで消費増税がありではないか?とられると、
このまま大幅下落といった悲観シナリオになることも、考えておく必要があるのかもしれません。