星ヶ丘テラスにて (名古屋市千種区星ヶ丘元町)
今週の概況
米国や欧州株式市場も、調整下落がやっと落ち着いたようです。
日経平均も今週は月曜日から、戻し始めましたが、
毎日大幅上昇したり、大幅下落したり、乱高下で、なかなか落ち着かないですね。
今週は、上昇トレンドを継続で引けそうですが、
しばらくは、上げたり下げたりしながら、底値をさぐりつつ乱高下が続くのでしょうか?
今年1月末から2月の急落時同様、もう一度くらいは、安値があるかもしれませんので、
注意して、しばらくは、様子見をしたいと思います。
日経平均
リバウンドでしょうか?
先物の日足チャートでは、一目均衡表の雲の下限15300円付近を上抜けて上昇しています。
半値戻しのレートが、15400円付近ですので、現在、半値戻し付近です。
また、来週から雲が切上がって、15420円付近が雲の下限ですので、
この2つの抵抗ラインあたりで、一度、下方向に押し戻されるのでしょうか?
それとも、雲の中でヨコヨコ相場でしょうか?
いずれにしても、様子見しようと考えています。
オプション VIX 日経平均VI
米S&P500は、高値まで戻してきたため、VIX指数は、16付近まで落ち着いてきています。
16といえば、ほとんど、通常の状態です。
ところが、日経平均は、まだ乱高下が続いており、日経平均VIは、24付近と高値を維持しております。
日経平均VIも、VIX同様、20を下回り、10台くらいまで下がれば、東京市場も落ち着くのでしょう。
ところで、
東京市場は、ボラテリティーが高く、世界的にみても、もっとも乱高下する相場であると思いますが、
一説によると、裁定取引業者の大量の売買が原因ではないかといわれています。
実際にデータを見てみると、
今回の、9月の大幅上昇時は、裁定買い残が大量に積み上がり、
10月の大幅下落時には、裁定買い残が大幅減少しています。
しかし、裁定取引は、現物と先物を同時に売り買いしているにすぎないと思うので、
なぜ、裁定取引で、相場が乱高下するのか、そのメカニズムについては、よくわかりません。
だれか知っている人がいれば、教えてほしいものです。
いずれにしても、日本市場は、オプションを使って、
ボラテリティーを見方につけて、ベガ&ガンマロングで運用資産ヘッジをしたり、
ボラテリティーの下落をねらってベガショートを仕掛けたりするのに、適していると思います。
為替
米長期金利は、下落しているものの、ドルは強いですね。
ドル円は、一時105円台まで下落したのですが、108円台まですぐに戻しています。
ドル円と日経平均株価の関係は、
ドル円が105円を超えてくると、過去の履歴から相関が低くなるはずなのですが、
日経平均は、ドル円の強さがサポートになっているような動きがみられます。
どうも、ドル円と日経平均が同じように動くと思い込んでいる投資家が、まだ大多数のようです。
もう少し円安が進むと、円安=株安という動きが出てくるのかもしれません。