さて、本日、日曜日は、参議院選挙に行こうと思います。
マーケットでは、自民が大勝して、円安&株高になるというのが、大方の予想です。
ただ、自民だけで過半数をとるような事態になると、経済政策がおろそかにされ、
右傾化による他国との関係悪化や、憲法改正論議に注力してしまうという懸念があり、
円高&株安もありうるという意見も、多々見受けられます。
いずれにしても、全世界のマーケット参加者や、日本の有権者が、いちばん期待しているのは、
日々の生活にいちばん効いてくる、経済政策なんでしょう。
また、実際に、一国の国力の源泉は、経済力だと思います。
経済力のある国のほうが、実質的な地位が高く、交渉力もあり、物事を有利に進めることができるわけです。
私自身も、政治は、経済政策以外は、あまり興味がありません。
他の政策は、抱き合わせ商法みたいなもんだと考えています。
さて、月曜日のマーケットは、どうなるんでしょうか?
ところで、米国ですが、
FRBバーナンキ議長が、議会証言を終え、QE3縮小の準備を着々と、しているようですが、
1点気になるのは、インフレ率です。
この時点で、QE3の縮小と、停止計画を宣言し、スケジュールを明確化したのは、よいのですが、
現在、これを受けて、ドル高が進んでいますよね。
で、ドル高になるっていうことは、米国にとって、輸入物価の低下を意味するので、
インフレ率に、下げ圧力がかかるのではないかと思います。
すると、
インフレ率2% 達成を条件とする、QE3縮小が、なかなか開始できなくなるのではないでしょうか?
前回発表の、米国インフレ率は、かなり力強いものがありましたが、
今後は、この点も視野にいれて、マーケットの動向を見てゆきたいと考えています。