◆練習試合 楽天1―13ロッテ(27日・清武) 楽天投手陣が17安打13失点を喫した。27日の練習試合・ロッテ戦(清武)に登板した5投手が総崩れ。7回から4番手で登板したセットアッパー左腕・金刃は、先頭から6連打を浴びるなど1イニング7安打7失点。星野監督は「課題? 全員がそうやったな」と怒りを通り越し、笑いを浮かべるしかなかった。
指揮官の口調の穏やかさが、逆に失望を表していた。「気持ち良く打たれとったな。ロッテ打線はすごい。(バットが)振れている」と相手打線を称賛。前日26日のブルペンでスライダーの握りなど直接指導を施した菊池も、8回無死一、二塁から新人・吉田に痛恨の3ランを浴びた。「結果を出さなきゃいけない」と闘将に指導の恩返しを誓っていたが、さらに信頼を失う結果となった。
19日の練習試合・阪神戦(宜野座)でも、永井の12失点を始め計15失点と投手陣が炎上。田中が抜け、ただでさえ戦力がダウンする中、指揮官は「(投手陣は)生活かけなアカンで」と危機感をあおっていた。開幕まで残り1か月となったが、フラストレーションを募らせる日々が続く。
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