約1年ぶりに書いてます。
ブログから遠ざかって、なんてことのない日常と仕事の波にぷかぷか浮いていました。
そして、2011年3月11日金曜日、14時46分。
自分が普通に感じていた日常が、当たり前の幸せが、とても遠いところに行ってしまった。
今までお世話になったみんな、ブログを通して知り合いになった方、無事で元気でいらっしゃいますか?
私は、その時、千代田区の会社にいました。今は、自宅待機命令。
TVやネットで伝わる、この瞬間の出来事をみながら、何一つできない自分を情けなく、悲しく思いながら、自宅でじっと過ごしています。
福島原発。
今、世界の人たちが、息を詰めて、見守ってる。
私、以前、原子力の業界で働いてたことがあります。
100%の安全が維持できなかった結果がある今、いろんな議論がこれからあると思います。
でも。
国家のエネルギー政策として、国の繁栄を支えるための手段として、原子力を1つのソリューションとして選択し、世界屈指の技術力と英知、強い意志で進めていた、優秀な人々を見てきました。
長い長い期間をかけて、少しずつ前に進めてきた、努力や苦労もあり、熱い情熱があり。
想像を絶するほどの災害が、この国に起こって、
今、手に負えないくらいの猛威に化けてしまった原発を目の前に、
その人たちが、夜も眠らず、身体中の力をふりしぼって、どれだけ戦っていることか。
どれだけの危険を覚悟で対峙していることか。
当時知り合った、いろんな方の意思のある顔が次々と脳裏に浮かんで、
今の彼らの戦いを想うと、心が痛くて。
ただ、ただ、身動きができない。
世界中に原発は約440基あって、これらに従事する専門家は欧米にも多くいます。
世界の叡智を集めて、どうか今の状況を救って。サポートをください。
自分の国のおかれた状況の中、何もできず、東京の街の片隅で、身動きもできない自分。
悲しい。
現場で戦ってる業界の皆さま、身体も心も大丈夫ですか・・・・?
どうぞ、どうぞ、頑張ってください。
東北で被災された多くの方への思いと別に、
すごくすごく偏った今の私の気持ちですけど、
こうして書かずにはいられなかったです・・・。