東京深夜舞台『【2010 9 25】』

【2010 9 25】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　■　東京深夜舞台　■

　　　■　西沢仁太　■

《ワンショットガタリ53～彷徨い～byニョロ》

『1973年。

ある国の元大統領候補が拉致される事件が起こった。

同じ日俺の小さなアパートに訳の分からない何人かの男達がやって来て、俺を連れ去った。

愛する人と引き裂かれたのだ。

そして俺は生命体の何処かの何かを失う事に成った。

だが、記憶はハッキリしていた。

俺は愛する女、くんと暮らしていたんだ。

シャンポワールホテルのロビーで初めて会った瞬間に恋に落ちてしまった人。

やっとのことでデートにこぎ着けた人。

彼女は突然姿を消した。

半年待たされた。

くんは留学してた、とだけ告げた。

勿論俺も聞かなかった。

だが何か大切なことを隠しているのは間違なかった。

でもそんなことは大きな問題では無かった。

俺とくんは毎日会って、話し笑いあった。

そして一緒に暮らすように成った。

そんな幸せな日々を……

何が、どんな奴等が何のためにか奪ったのだ。

俺は何処か小さな部屋に閉じ込められた。

妙な考え、思想を押しつけられた。

俺はただくんへの思いだけで耐え忍んだ。

どのくらいの時間…いや年月がたったのだろうか？

気がつくと、俺は初めてくんと出会った街に佇んでいた。

街の様子はまるで変わってしまっていた。

遠くにひとりの女性の姿が見える。
大きな目が俺を見つめている。

誰だ…

くん…？

待った…！？

二人とも笑顔だった。

終わり』

《仁太より》

『秋…食べ物が美味しく成る季節です。

キノコなんて良いですよね！

でも今年はキノコ採れないんですって…

キノコのパスタや鍋はどうするんだ！！！

国産の松茸は本当にヤバイようです。

夏が暑過ぎたのですね、地面の温度が上がり過ぎてしまったようです。

田舎の長野でも巨峰が影響を受けているみたいで…ちよっと心配。

僕もあまりに強い直射日光を受け続けたせいか、頭が…

さんまも高い…その代わり鰯が安いようなのでお刺身で頂きましょう！

トマトも…

アッ～きりがない！

でも減量してるからちょうど良いかッ！

ってポジティブに考えたジンタでした。』