【 新企画 !! 】 第1回
【 東京深夜舞台 新企画 !!】 -第1回-
出演 : 高山猛久 / 増田修一朗 / 西沢仁太 / 若林謙 (以上 東京深夜舞台 )
企画・監督 : 柳川 薫平
◆ 第1回 ◆
◆ 東京深夜舞台より本日のコメント ◆
【 東京散歩 】 終わってしまいましたね~
本気でこれを本にしたい!!と考えている
増田修一朗どす! 今晩わ!
今日から新しい動画が始まりました。
携帯で見られない皆さん、ごめんなさい!
そんな皆さんの為にも、
新しい企画も思案中ですよ~
楽しみに待っててください。。。
そうそう余談ですが、
近々、東京深夜舞台ブログデザインが変わりま~す。
作ったのは私、増田です!
いやいや本当に僕がやりました!
皆さんに気にいってもらえると嬉しいです。
またまた余談ですが、
EXILEに対抗して東京深夜舞台第二章が始動です!
皆さん、はい、そこのくだらないことを
ダラダラダラと思ったあなた!
これからも ‘ 東京深夜舞台最高 !! ’ と叫びながら、
ジェットコースターに乗っちゃってください!
ジェットコースターが苦手な方は、
あのスピードに近いもの…
う~ん……
あっ!
急行電車とかに乗った時に叫んでください!
何か?
そんなことは出来ないとおっしゃいますか?
じゃあ心の中で叫んでちょうだい!!!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
[ 【 東京散歩 】 最終回 ( 8月28日配信 ) ]
二郎君と出会った事で、
僕は大切な事を教えてもらった。
『 人は人として、
その人の運命を全うする生き物だ 』 という事を。
『 運命は変えられないが、生き方はいつだって変えられる。
目の前の事を受け入れれば 』 という事を。
そしていつだって、『 変わるのは自分 』という事を。
そう、 『 人は簡単に変わる事が出来ない。 』
だから何度も失敗しながらも明日を向いて、
何度でも生まれ変われば良い。
・・・・・この命がある限り。
だから僕は手助けをする。
人生に迷った人の、
ほんの少しのスパイスになる様に。
二郎君・・・ちゃんとやってるよ、僕。
手紙を頂いた。
横須賀一郎さんから。
二郎君とはしばらくは連絡を取っていたが、
やがて彼からの連絡は来なくなった。
・・・・きっと、
話せば話すほど、
悲しみが増すのを分かっていたから。
辛い手紙を、僕は読まなくてはいけない。
そっか。
一郎さんは今バーで働いてるそうだ。
故郷の小さな街にある、
ただ一軒しかない小さなバーで。
『 とても充実しています 』 だって。
良かったね、一郎さん。
やっと生きる幸せを見つけたんでしょうね。
一郎さんには一つアドバイスしたんだ。
それは、『 横須賀 』という名字を
お母さんの旧姓に戻すと良いですよって。
一郎さんは、
家を捨てて出て行ったお父さんの呪縛に
ずっと縛られ生きてきた。
だから、もうそろそろ、
自分の為に生きる事がとっても必要だったんだ。
その為に名字を変える。
『 名字を母方に戻して、何か肩の力が抜けました 』 だって。
良かったね、一郎さん。
【 PS 】
新しい名字は 『 矢沢 』 です。 覚えておいて下さい。
いつかは東京の原宿で、
バーを開くのが私の夢です。
店の名前も決めてあるんですよ。
『 アメー・バー 』 なんか素敵でしょ!?
・・・・・か。
う~ん、
東京より故郷でやってたほうが良い気がするが・・・
何にしても、頑張って!一郎さん!
・・・・・そして二郎のことなんですが、
『 ・・・・・二郎くん。』
『 見ーつけた。』
『 うぉーーーーーー!!佐伯さん!?
・・・し、茂光さん!?ど、どうして!どうして!!』
『 死んだとでも思ってたのか?
甘いな、占い師。』
『 だって・・・刺されて・・・海に・・・』
『 茂光が本気で俺を殺すとでも思ってんのか?
ちゃんと急所は外してんだよ。』
『 ・・・・・・。』
『 海に沈められる所まで二郎に見せとけば、
万が一、二郎が組の連中に捕まった時に
必ず言うだろう? 【 佐伯の兄貴が死ぬ所見ました 】 って。
・・・それがリアリティーってもんだろう。』
『 ・・・・な、なるほど。
そ、それで今は?』
『 俺は死んだ事になってるからな。
茂光も俺を殺ったっていう手柄もあるから
組から足洗わすのは簡単だった。
今は2人で、
【 ルールを守る暴走族 】 を立ち上げて、
夜な夜なバイクで街を流しながら、
倒れてる自転車を直したり、
弱いもの苛めする曲がった不良どもに、
【 ほんとの不良とは何か!?】 という事を
説教しながら生きている。』
『 ・・・・・・・。』
『 【 東京深夜部隊 】 っていうチーム名だ。
・・・イカしてるだろう?』
『 イカ・・・
イカしておると思われます。』
『 よーし、そこでだ。
どうすればこの日本社会が良くなるか占え―――――!!』
『 に、日本社会が良くなるか―――!?』
『・・・いいから占え
・・・東京湾までドライブするか?・・・』
『 う・・占います。』
『 ・・・えーと
・・・当たり前の事なんですが・・・
まず・・警察に自首されるのが良いと思われます。
・・・相手はおヤクザ様といえども、
佐伯様、何人かの方を殺生されてますよね?
・・・まずはその罪を償われた方が・・・
うん、日本は分かりませんが・・
佐伯さんと茂光さんは幸せになっているイメージが見えます
・・・・はい。』
『 ・・・もっともだな、茂光。』
『 ・・・・はい。』
『 こんな俺でも・・・ついて来てくれるか?』
『 ・・・地獄の果てでも、ついて行きますよ・・兄貴。』
『 ・・・占い師・・・
日本の将来と自転車直しはお前に頼んだ。
・・・ありがとう。』
『・・・行ってらしゃい。』
『 行くぞ・・茂光。警察に!!』
『 はい 』
『 でも怖いな~、茂光。
いっぱい悪い事したから・・・何年塀の中だろう?』
『 ずっと一緒ですよ・・・・兄貴。』
『 ・・・・・・・・。』
・・・兄貴・・・・そういう事か。
・・・・まぁ、幸せそうなのは何よりだ。
頑張って!佐伯さん、茂光さん!
それより、二郎君は・・・・・
『 えええええええっぇええええ!!!』
『 ガンじゃなかった――――――!!!????』
『 二郎の・・・勘違いでしただ――――――!!!????』
なになに・・・。
故郷に帰り、二郎は笑顔を取り戻しました。
・・・でも、
あまりにも元気が良すぎることを不思議に思い、
私の知り合いがいる病院へ一緒に行き、
検査をした所・・・
ガンでは無く、
ただの・・・十二指腸潰瘍・・でした。
・・・二郎は浦無さんもご存じの通り・・・
余り頭が良くはございません。
しかも、以外と気が弱い面がございます。
その日も二郎は病室で、
担当の先生の話しも聞かず、
『 わしゃ~ガンじゃろうが!!ガンじゃろうが!!』
と激しく医師を問い詰め、
先生がいくら 『 違う!!・・違う!!』 と言っても耳に入らず、
『 ガンじゃろうが!!』 の一点張りです。
先生も怯えます。
こういう時の二郎の顔は
身内の私でも般若を思い浮かべる程の形相です。
その後です・・・・
先生が・・・
『 あなたは十二指腸潰瘍ですよ!!』・・・
と怯えながら叫びました。
すると二郎は・・・
『 あなたは十二分に死を覚悟した方がよろしい様ですよだと!!
ワレ――!!ワレ――!!』
・・・と泣きながら病室を飛び出しました。
完璧な、完璧な聞き間違いです。
きっと今まで病院で、
何度も同じ聞き間違いをしていたのでしょう。
二郎は幼い頃から良く聞き間違いをします。
信じられない様な聞き間違いをして
勝手に怒る癖があるんです。
・・・もしかしたら
浦無さんにもそういうご迷惑をかけたことが
多々あるかも知れません。
『 ・・・聞き間違いだぁ
・・・超あった・・・聞き間違い。』
そして・・・
ガンではなかったと分かった二郎は
血の滲む様な努力をして・・・
・・・・メジャーリーガーになりました。
『 ・・・・・・。』
・・・・ニュウヨークヤンキースです。
『 ・・・・・・。』
・・・・左打ちに転向したんです。
『 ・・・・・・。』
・・・・年俸10億です。
今じゃぁ、ゴジラ松井と大親友です。
『 ・・・・無茶苦茶やん。』
その活躍は浦無さんもご存じだとは思いますが、
『 ・・・知らないって。
テレビ観ないし野球興味ないし・・・』
入団早々3か月で打率6割8分5厘。
ホームラン55本、打点258の三冠王です。
このシーズンが終わる頃には
どんな凄い成績を残しているのか・・
私にも想像がつきません。
『 ・・・・そら、つかねーわな。』
ゴジラ松井と共に、ゴリラ横須賀の愛称で
ニューヨーク市民からも愛され、
とても今幸せだと申しております。
活躍は野球界だけにとどまらず、
シーズン後には、
ハリウッド映画 【 ザ・ニンジャマン 】 で
俳優デビューするそうです。
そういえば私は良く存じ上げませんが、
略奪愛の末、
アンジェリーナ・ジョリー?という方と結婚も決まった様です。
『・・・・・・。』
これらも全て、
浦無さんのおかげであります。
お礼と言っては何ですが、
ヤンキーススタジアムでしか売っていない、
【 ゴリラストラップ 】を同封しておきます。
浦無様もどうか、
お体に気を付けてお過ごし下さい。
横須賀一郎。
『 ・・・・何か・・・腹立つ。
けど良かったね!二郎!
・・・いや、ゴリラ横須賀!!』
・・・ね?人生って何が起こるか分からないでしょ?
だから生きるって面白い。
予想がつかないから。
だから苦しい事もたくさんあるけど、
泣いて笑って繰り返し生きていけば
きっと良いことがある。
そう信じて生きていかないと、
この人生、もったいないし、つまんないじゃない!!
だから迷った時はいつでもおいで。
僕で良ければ、
いつでもあなたの味方になって占います。
だって僕は・・・
浦無一輝29歳!!
厄年まで後13年の、みんなを愛する占い師だから!!
終わり。
【 PS 】
・・・ゴリラ横須賀は、
審判の 『 スットライク~アウト!!』 を
『 ストライプのユニフォームが似合わないんじゃアホゥ!!』
と言われたと聞き間違いの末、大暴れ。
半年間の出場停止処分だそうです。
・・・ね、
人って簡単には変われないでしょう?(笑)
長い間のご愛読・・・あっりがとうございました!!
東京深夜舞台一同。