⑱ブログ写真付き小説 【 東京散歩 】 第18話
◆出演◆ 高山猛久 / 増田修一朗 / 西沢仁太 / 若林謙 (以上 東京深夜舞台)
◆脚本◆ 一雫ライオン (東京深夜舞台) ※第1話からまとめて見る→こちら!!
『 ちょっっちゅね~・・・・。 』
『 ちょっっちゅね~・・・・。 』
駄目だ・・。
具志堅洋行のモノマネをしても全然テンションが上がらない。
俺のモノマネはちょいちょい古い。
古き良き時代、80sを愛しているんだ俺は。
だから具志堅さんと言うより、
具志堅さんの真似をしている鶴太郎さんのモノマネだ。
最近テレビでやってくんないなこのモノマネ・・・
絵ばっかり描いて・・
鶴太郎さんのいけず・・・。
『 はぁ・・・・・ 』
そんな事はどうでもいい。
大事な事は他にあることぐらいわかっている。
横須賀一郎、48歳・・
この人を見つけなくてはいけない。
見つけなくてはいけない状況に追い込まれた。
何だか逃げても無駄な気がする。
沈められるとか、されないとか、そりゃ凄っ・・ごく重要だけど、
何かあの横須賀さん・・
同い年だけど、
同い年に見えないあいつから逃げちゃいけない気がする。
逃げてしまったら、
本当に俺は駄目になってしまう気がする。
【 気がする 】 ・・・これは重要な事だ。
全ての根源は 【 気 】 で出来ている。
これは間違いない。
僕らは日々の雑踏の中で気づきにくくなっているが、
今でも僕らの周りは 【 気 】 が溢れている。
【 偶然は必然 】 この言葉もそう。
偶然起こっている出来事、
例えば人との出会いもそう、別れもそう、ふとした瞬間発した言葉もそう・・
そこには必ず 【 必然 】 という未来と過去からのメッセージが含まれている。
それに僕らは気づきにくくなっただけ。
昔の人、と言ってもそんな昔じゃない俺らのおじいさんやおばあさんの世代の人は
自覚せずそれが解っていた。
感じていた。
だから、昔の人は 【 勘 】 が良い。
俺らの時代は全ての事に 【 意味 】 を求めた・・・
はぁ・・
もういいや、
言い訳してるよ俺は。
俺はその能力を与えられた。
いや・・
偶然持っていただけなのかもしれない。
俺は心の神様の声をちゃんと聞いていたのか?
【 人の為にこの能力を使いなさい 】 という声をきちんと受け止めていたのか?
だから君は愛想をつかして出て行ったのかな、カエラ?
俺は君がいない今、本当にどうやって生きていけば良いんだろう?
どこに行けば良いのだろう?
何をすればいいんだろう?・・・・・。
今はそれさえも、俺は自分で決められないんだよ・・・。
『 ちょっっちゅね~・・・・。 』
具志堅洋行のモノマネが空しく宙に響く・・・。
to be continue・・・
■東京深夜舞台より、今日のコメント■
ちょっと横須賀 (増ぴー) カッチョいい感じじゃあありませんか。
高山どす。こんばんわ。
ところで本人、「増ぴー」 って気に入っているんだろうか・・・。
こうやって見てみると決して 「ぴー」 ってガラじゃぁないよね。
でも昔から大体、僕が唐突に付けたニックネームは、長続きしてしまうという、ジンクスがありまして・・・。
僕の中で
増田君・・・? 固い!
修ちゃん・・・?馴れ馴れしい!
増ぴー・・・。
ちょーどイイ!!となったわけでございます。
深夜舞台メンバーのそれぞれの呼び方については、また後日・・・。
皆さまの素敵なニックネームエピソードなどもお待ちしております