⑨ブログ写真付き小説 【 東京散歩 】 第9話
◆出演◆ 高山猛久 / 増田修一朗 / 西沢仁太 / 若林謙 (以上 東京深夜舞台)
◆脚本◆ 一雫ライオン (東京深夜舞台) <※ 第1話~第9話一覧こちら!! >
悪魔は
いつも
突然やって来る。
そよ風とともに・・・。
『 お前が、浦無一輝ゆーもんか? 』
『 ・・・は、はい・・・・・。 』
『 ふーん、
噂どおり中々ええ男やの。
・・ちょっくらお邪魔するで。
・・なんや、
古い家具ばっかり置いた店やの~。 』
な、何なんだ、
この男は・・・。
怖い・・
怖すぎる・・・。
身長はゆうに
190センチはありそうだ。
間違いなく俺、
いや、
・・・・僕の顧客ではない。
それに、
暴力的なオーラを全く隠そうとしないこの雰囲気は
ま、
まさか・・・。
『 ・・あの、
ア、
アンティークの家具なので、
あ、
あまり強く触られますと壊れますので・・・。 』
『 あぁん!!
ア・・アン、アンチョビは具だくさんですから
あまり多く注文しないで下さい!?
なめとんのかコラッ!!
アン・・アンチョビのルールぐらいわかっとるい!! 』
『 すいませんっ!!!! 』
『 いいから座らんかいっ!!!!! 』
『 はぁい!!!!』
・・・・・・・・・。
意味がわからない!!
何で僕の店なのに
この人の言うことを聞かなきゃいけないんだ!?
しかも何だ
『 アンチョビのルール 』 って!?
アンチョビなんて、
僕一言も言ってない!!
それに
『 アンチョビは具だくさん 』 って、
この人
絶対アンチョビが何か分かってない!!
魚だよ!
小っちゃな魚の一種だよお客さん!!
それともあんたは何かい!?
小洒落たイタリア料理屋でピザを注文した時に、
『 お~お~、兄ちゃん!
このアンチョビゆーもんを、
ぎょうさんトッピングで乗せといてくれるか!
わ~れ~!? 』
とでも言ったらクールな店員さんに、
『 お客様お言葉ですが、
アンチョビは入れすぎますと、
大変おしょっぱくなっておピザの味が損なわれると
思うんでございますが、それでもアンチョビ具だくさんに
入れろとおっしゃるんでござ~ましょ~か? 』
とでも言われて、
『 うわ~
・・恥かいてもうた
・・俺がアンチョビのルール知らんばっかりに
恥かいてもうた!
怖いな・・
イタ飯は怖いな・・
やっぱり喫茶店でナポリタンでも食うときゃよかったな~
・・東京って怖いな
・・アンチョビのルール位覚えとかんと
東京で生きて行かれへんな・・・ 』 って、
そんな
マウンテンゴリラみたいな顔しくさって
珍しく反省したトラウマでもあるんかい!?
お~う!?
兄ちゃん!!!
アンチョビで顔グチャグチャにしたろか!!
・・・・ハァ、ハァ・・・・・。
でも
言えないそんな事・・・
だって
この人怖すぎる!!
だってだって
間違いないもん!!!
自分の無知を
暴力的な態度で覆い隠そうとする
この態度・・・
何より
少しでもご機嫌をそこねると
重いパンチが飛んできそうな
このルックス・・・
絶対 【 ヤクザ 】 だ・・・!!!
【ヤ】がついて
【ク】がついて
【ザ】がついている、
【ザ・ヤクザ】 だ!!
日本の伝統芸能!
【ザ!ヤクザ】 だーーーー!!!
考えろ!
考えるんだ一輝!
やんわりと
このお方が帰って下さる方法を!!
どうしたら良い!?
カエラ!!
『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 』
無視ですか!!
本気で
カムバーーーーーック・・・・。
to be continue・・・
■東京深夜舞台より、今日のコメント■
猛烈にこんばんは!
『 こんばんは 』 か 『 こんばんわ 』 か、34歳にもなって急に悩みだした若林です。
誰か正解教えて!眠れなくなりそうだから!暑いし!
教えてくれた方にはもれなく心の中で、
( あなたにい~っぱい幸福が訪れますように )って祈らせて頂きます!
そして今日は 【 東京散歩 】 のスチール撮影で神宮外苑へ。
増田のお気に入り最新カメラが素敵なんだ、これが!!
も~、最高。ありがとう増田、ありがとう一眼レフ。
一眼レフを愛し続けることを誓います!
又、コメントが長々と方向性がズレてきたのでこの辺で!
ではでは ('-^*)/