佐川急便では宅配要員として主婦を対象に今後2年で1万人のパートを採用する方針を明らかにしたようです。
物流業界はネット通販の拡大で雑貨の取り扱い量が増えるなど人手不足が深刻で、主婦に家事や子育ての合間の時間を有効活用してもらうことでサービスの向上を進めるのが目的。
パートは住宅地で自宅から半径1~3キロを指定し、営業所から配送される荷物を自宅などで受け取り、自転車や徒歩で個別に配達するとのこと。
勤務日や働く時間帯は自由に選べるようにし、1日3時間、平日5日間働いて月5~8万円の収入となる見通し。
採用は主婦のパートだけではなく、独身女性や男性も採用する予定で、採用後には研修を実施し、制服など必要な資材も支給する。
佐川急便では3年ほど前から千葉県の一部で主婦パートの活用を試験的に実施しており、好評だったため、今年度から本格導入することを決定したとのこと。
賛否両論の声も
ネットの中では、賛否両論の声が広がっており、「近所の人に注文した荷物を見られるのが嫌だ」「どんな話のネタにされるかわからないから不安」など、「近所の人」というところに嫌悪感を抱いてる人も少なくは無い。
その一方、「面白い試み」「働き方の選択肢が増えるのはいいこと」など、新しい試みに期待をしている人々も。
前者の「話のネタ」にならぬよう、佐川急便は徹底した個人情報の取り扱いや研修が、同社の信頼に関わる大きな課題となりそうです。