ウィルス対策アプリといながら、実際は何もしていなかったという詐欺アプリ「Virus Shield」ですが、どうやらGoogleが購入代金を返金することになったようです。
太っ腹と言いたいところではありますが、これが「なにもしないアプリ」だったからよかったものの、実際に「ユーザの個人情報を盗むアプリ」だったとしたら、返金だけでは済まない問題となっていたでしょう。
しかし、ひどい話ですよね。
お金をとっておきながら、全く何もしないアプリだったなんて！
ただ、これって、利用しているユーザへの警鐘だと思うんですよね。
というのも、このアプリ、ユーザからの評価が絶賛の嵐だったそうで、おまけに新着ダウンロードランキングで1位にもなっていたのだそうです。
ちなみにこのアプリの評価の中には、「良いアプリ！」だの「iPhone上で動作させたい」だの、「私はこれを購入することをお勧めする」だの「最高のアンチウィルス！」だのというコメントが寄せられていたようで、ただレビューだけを見て信頼するのは、危険です。
ちなみに、このアプリの評価には、サクラ疑惑も持ち上がっているのだとか・・・
しかし、この評価が「サクラ」でなかった場合、とても恐ろしいですよね。
中身についてなにもわかっていないのに、評価しているということになりますからね。
GooglePlayにアプリを掲載するには審査もなく、誰でもが簡単にアプリ掲載できるというメリットがありますが、これって、性善説ありきの話ですよね。
自由度が多ければ多いほど、それを利用する人々の判断基準がとても大切になってきます。
ですので、「知らなかった」「わからなかった」なんていうのは、言い訳になりません。
「知らないこと」「わからないこと」をうかつにやってしまうのは、とても危険です。
これからは、自己責任の度合いを各個人がしっかりと意識し、きちんとした対処が、求められてくるようになってくるのでしょうね。