東京三葉Web速報

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かつて日本のビジネスマンの足元といえば、黒い革靴が当たり前で、スーツ、ネクタイ、そして革靴という三点セットは「社会人の制服」とも言える存在でした。

しかし近年、その常識が大きく揺らいできていて、街中のオフィス街を歩いてみると、スーツ姿でもスニーカーを履く人が増え、そもそも革靴を履く人自体が減ってきているようで、この「ビジネスマンの革靴離れ」は単なるファッションの変化ではないようです。

実はそこには、働き方・社会意識・産業構造など、さまざまな変化が重なっています。

ビジネススタイルのカジュアル化

最も大きな要因は、職場の服装がカジュアル化したことで、以前なら「スーツ」「ネクタイ」「革靴」が標準的なビジネススタイルだったのですが、現在では、多くの企業で「ビジネスカジュアル」「オフィスカジュアル」「私服勤務」が導入されていており、銀行などの保守的な業界でもドレスコードが緩和され、Tシャツやスニーカーが認められるケースも出てきており、革靴を履く前提の服装そのものが減ってきているようです。

もう一つの理由は、快適さの重視であり、革靴はフォーマルで見栄えは良いものの、実際の問題として、長時間歩くと疲れる、足が痛くなる、通気性が悪いなどの問題もあり、実用性の観点から考えるとマイナスイメージの方が多いですよね。

一方でスニーカーは「クッション性」「軽さ」「歩きやすさ」に優れているうえ、メンテナンス性も革靴などに比べると雲泥の差であり、こうした理由から、革靴からスニーカーに履き替えるビジネスマンが増えているようです。

現代のビジネスパーソンは、PCや書類に加え、水筒や充電機器などをリュックで持ち歩くことが多く、その移動量も増えていることから、身体への負担を減らす靴が選ばれるようになっているのが実情なのではないでしょうかね?

コロナ以降の働き方の変化

また、コロナ禍も革靴離れを加速させていて、リモートワークの普及により、出社頻度が減り、スーツを着る機会もなくなってくるなどの変化が起き、その結果として、革靴を履く「習慣」自体が弱まったという側面もあり、一度カジュアルな服装に慣れてしまうと、わざわざ革靴に戻る理由がなくなってしまいますよね。

実際のとこり、革靴離れは、靴市場にも表れていて、ある市場調査によれば、スポーツシューズ6827億円、紳士靴1677億円と、スポーツシューズが圧倒的に大きな市場規模を誇っており、もはや「革靴の時代」から「スニーカーの時代」へという構造変化が起きていると言えます。

また世代の変化も無視することはできず、若い世代にとって、「革靴=社会人」という価値観は必ずしも強くなく、むしろ自分らしさ や快適さ、実用性を重視する傾向があり、スニーカーはファッション性も高く、自己表現の一部としても受け入れられていて、革靴は「必須の仕事道具」から「選択肢の一つ」に変わりつつあるようです。

とはいえ、革靴が完全に消えるわけでもなく、重要な商談やフォーマルな会議、営業職などではまだまだ必要なものでもあり、冠婚葬祭においては、さすがにスニーカーはありえず、今でも革靴が求められます。

つまり今後は、革靴=日常の靴から、革靴=フォーマルな場の靴という役割の変化が起きていく可能性が高いでしょうね。

革靴が象徴していた「会社員の型」が崩れつつある今、ビジネススタイルは、さらに自由で多様な方向へ進んでいくのかもしれません。

現在、日本や世界のビジネスでは「企業業績は堅調で、金融政策はやや引き締め方向」という流れが目立っていて、日本企業の景況感を示す日銀短観では、大企業製造業の業況判断DIが、プラス15と前回から1ポイント改善、非製造業も高水準を維持しています。

AI関連需要や自動車関連の持ち直しが追い風になっており、全体として「緩やかな景気拡大」のトーンが強まっていて、設備投資と利上げの動きについては、企業の設備投資計画は前年度比プラスで、更新投資や省力化投資、デジタル・グリーン関連投資が増える見通しのようで、この堅調な投資と景況感を背景に、日本では追加利上げが「濃厚」と見られ、今後の金利上昇が企業や市場への影響要因になってきそう。

 

海外では、米国の利下げ・金融緩和方向の動きが出ており、それが日本企業にとっては価格転嫁をしやすくする要因とされる一方、米国での利下げ圧力はインフレ再燃リスクもはらみ、為替や輸出企業の収益にはプラスとマイナスが混在する状況となっているようです。

 

AI・自動化関連投資、省力化投資、省エネ・グリーン投資といったテーマが企業の重点分野になっていて、さらに物流や通信、対事業所サービスなどBtoB分野の業況改善も指摘され、内需系ビジネスにも追い風が吹いている中、日本の景気回復が浸透し、かつてのような働く日本人のパワーが戻ってくるといいですね。

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