大関が盤石の投球内容で期待に応えてくれた。

 

  8回 118球 4安打 1四球、4K

 

立ち上がりに少し気を抜いたと見える甘いスライダーを太田に放り込まれたが、あとは全く心配の無い投球で締めた。

制球が素晴らしく、アウト24のうち12個を内野ゴロで片づけるこの人の得意パターンをフルに発揮できた。

 

 

無傷の4勝目、再び防御率も2.0を切ってきた。

有原、モイネロに続く安心感をもって観戦できる先発になっている。

 

打線も山川がさっぱりの中にあって今日は栗原が試合を決めた。

初回今宮を置いてすぐさま6号2ラン、追加点も加わって楽々の勝利だ。

 

 

大関の好投の陰にいる海野の巧リードが際立って見えた。

打撃の方がもう少し前に飛ばせないのかと欲張った希望もあるが、そんなことを忘れさせるほどの配球をしている。

 

甲斐との違いは明らかであり、今日など目立って内角攻めが多かった。

内野ゴロが半数を占めたのも、この海野の内と外に散らす配球が功を奏したとも言っていいかも知れない。

今や谷川原や嶺井に比べてベンチの評価は大きくなっている。

 

このカードも勝ち越しが決まり、明日の結果は気楽に観戦できそうである。

 

明日の相手は故障明けの宮城ではあるが、ホークスも信頼度激低三人衆の一人の東浜

である。

今から汗をひたたり落としながら、テンポの悪い投球が浮かんでくる。

打線が3点以上取ってやればチャンスは出てきそうな気もするが・・・。