負けなくて良かったというより、勝てた試合を分けてしまったという内容であった。

 

それは9回二死からソトに喰らった3ラン逆転打だ。

 

ホークスベンチもロッテベンチも頭に描くのは100%ソトの一発である。

それを見事に演じてしまうオスナ・甲斐のバッテリーは何を考えているのだろうと呆れてしまう。

 

結果論になってしまうのだが、全く当たっていない藤岡を歩かせてしまったことも拙かったが、二死だったし、一発屋のソトに対してこそ万一フルベースになっても仕方がない位の覚悟でボール気味の球で勝負して欲しかった。

 

甲斐の配球に監督もおかんむりである。

この所ほとんど終盤でも捕手は変わらなかったが、即座に海野と交代させた事を見ても懲罰的な意味合いを込めたものに映った。

 

おかしなゲーム展開が続いたこの試合、廣瀬が超美技で同点打を防いだと思ったら、

その廣瀬が悪送球で珍しい二つの進塁で一挙に同点にされてしまいお立ち台を逃してしまった。

 

モイネロがいつになく制球が悪く6回で114球に達してマウンドを降りることになったのも誤算であるが、ギリギリ我慢の出来る範囲の不調だ。

 

この二戦、的確な采配がさえている小久保監督だが、こと中村晃については異常な判断が際立つように思える。

 

昨夜も6回、1-1の同点に追いついたあと、なお二死三塁の場面で正木に代えて中村を代打に送った。

結果は捕手小フライだ。

 

今日も最終回、一死三塁の同点チャンスに中村を送った。

結果は平凡な一塁ゴロ、ゴロゴーの川村が突っ込んだが、完全なアウトを佐藤がこぼしてくれてラッキーな同点劇だったが、毎回中村に関してだけはおかしな采配が続いている。

 

 

今や内野の頭を越すのさえ出来なくなった打者に何を期待しているのだろうか?

たまに出る安打も内野をようやく越える弱々しいポテンかゴロヒット、長打は2ベースがたったの一本、確かレフトライン際に落ちたもの、それでいて打率は0.180という期待値ゼロに近い衰え振りであるが、チャンスには晃しかいないなどと言いながら

起用する姿だけは異様である。

 

幸い今日はハムも完敗でありゲーム差がついに二桁に到達した。

 

個人的にはこの10ゲーム差が安心状態の第一目標であったので、ひとまずは良かった気がしている。

 

ちょうどこの6月終盤に11.5ゲームをひっくり返された記憶もあるので、安心は出来ないが、楽天やオリなどもCSの権利も目に入ってきており、ホークスだけにエース格をぶつけるわけにはいかなくなってくるので、話は早いが大きな連敗だけ避けて貰いたい。