先発投手陣の中では一番不安だった石川が想定外の好投を見せてくれた。

 

 

5回 86球 2安打 1四球 5K

テンポも良く、制球もまずまず、球速も出ておりオープン戦に比べればかなり修正が見られた。

 

石川で7人目の先発の顔であったが、ここまでのマウンドに上がった7人の成績を見ると、開幕前には想像も出来なかったほどの内容である。

 

ひとり当たりのイニング数も6.4回、すべてがQSを実現しており、おまけに防御率は0.41と文句のつけようがなく、これでも2敗していることの方が驚きである。

倉野コーチの指導がどれだけ効いているのかは分からないが、この二戦のように打線が上昇してくれば大きな連敗の心配はなさそうに見えてきた。

 

今日は金曜日で各チームエースがぶつかり合う日、どのカードも最少点数、一点差のゲームが多い中、楽天では一番壁が厚い早川から6得点も挙げたことから、打線もようやく波に乗ってきつつあるように感じる。

 

まだ本塁打が少ないのが不満だが、2ベースがやたらと多いのが目立つ。

昨夜が4本、今日は6本も出てこれが得点に結びついている。

 

山川の2本もそうだが、4本がサードの頭上を越すライナー、レフトのファウルフェンスで失速する間に走者が生還するものが驚くほど多い。

昨年まではあと一本が出ずに残塁を出す場面が目立ったが、このところは二死からでも得点するケースが多くなっている。

どこからでも得点できる打順と言われ出したが、その通りになってきた。

 

和田がいなくても7人いれば十分である。

開幕前の解説者の予想では、すべての人が先発に不安ありとの評価だったが、ここは嬉しい誤算でスタートできている。

 

明日は前回最長の8回を投げきったモイネロ、相手もレベルが格下の庄司である。

今日くらいの差が出るように考えている。