雨も上がり風は強かったが、今シーズン一番の暖かい天候の中でのゲームだった。

 

 

ジャイアンツのゲームをじっくり見ることも多くはないので、今日の出場がどのレベルの選手達なのか分からないところもあるが、並んだ顔ぶれを見ると、かつてのGとはかなり入れ替わってきている印象である。

 

おそらくホークスもそうだが、新旧入れ替えの時期に差し掛かってきており、このところの低迷もここが原因だろうと思われる。

 

ホークスも今シーズン、ようやく思い切ってベテランを戦力外やトレードで出したことで、直ぐにとは行かないまでも将来に向けて兆しが感じるようになってきた。

居なければいないで、監督も新しい人で戦わざるを得ず、こうなると4軍制までを持っていて、数が多いホークスは可能性が拡がってくる。

 

そんな意味で、今シーズンは若手の出現がかなり期待できるように感じている。

今までのベテランの調子に期待してきたここ数年とは、全く違った期待である。

 

相手先発の山崎なども、よく知らなかったが、調べてみると3年前のドラ2で昨シーズンは10勝5敗、有原並みの成績であった。

道理で打てないはずである。

 

 

 

課題の先発候補の石川、板東が4回ずつ登板した。

  石川  4回  52球  4安打  3K

  板東  4回  50球  0安打  4K

 

石川は出遅れているが、思ったよりはよく投げたが、ローテ獲得は今後の成績次第であろう。得意のカーブを放り込まれるようではまだまだと言える。

 

板東も前回のロッテ戦に比べ、今日は余り良い内容ではなかった。

少し球速も3,4km遅く、前回の多かったゴロアウトがなく、外野フライが目立ったが、それでも石川よりは安心できる投球で終えた。

 

締めくくりは現ドラで来た長谷川のお試し起用。

ヘルナンデスに比べれば出力はないが制球も良く、嘉弥真や田浦の穴は十分埋めるだけの投球は出来そうである。

ホークスにいても出番の期待が持てない水谷との交換は大成功であるように思う。

 

心配したウォーカーも今日は見事な場外HR、やはりこういう場面を期待しての獲得でもあり、山川とともにこんなシーンを再現してくれることをつい期待してしまう。

 

 

 

今日はタマスタでの二軍の教育リーグで和田が投げた。

一向に調子の出ない不安からだろう、これも4イニングのマウンドだった。

球速もmax140km、これから見ても万全ではなく、何度も首を傾げていた。

 

 

結果は

  4回  68球  8安打  4失点

 

2カード目の頭を宣言されているので不安が付きまとう。

今更変更もしないだろうから、早めに2番手の準備は必要だろう。

 

このゲーム、打者が目立った。

吉田賢吾が1発、イヒネ右のフェン直、大泉が2ベース2本、最後はリチャードが逆転の2号2ランであった。

 

 

 

投げる方でも、尾形に代ってジャイアンツから取った鍬原が締めた。

この鍬原も何せドラワン、環境が変わって大化けの可能性もあるかも知れない。

 

尾形に比べれば出力は劣るが、制球はかなりよく、特に変化球でカウントも取れるし、決め球にも使える。

大竹や田中正義で散々言われているので、この鍬原や長谷川でそうした批判を払拭して貰いたい。

 

このところの若手選手を見ていると、大型スラッガーの打者の活躍がいやに目につく様になった。

 

今日の吉田もそうだが、ファームの石塚、盛島、重松、佐久間・・・。

小兵ばかりを集めていた一時期に比べると頼もしく見えてしまう。

 

ウェスタンも一足早く、今週末から開幕するのでこういう選手達にも目が離せない。