安定性に欠ける石川だけに不安もあったが、結果は何とか逃げ切れた。

 

 

この石川は和田や東浜と並んで甘い変化球を放り込まれる場面が多く、リーグ被弾ワーストチームの柱である。

 

そんな心配をしながら始まると初回、2回と連続しての被弾を喰らった。

両方とも得意のパワーカーブが曲がらずにど真ん中に入ったものだで、近藤の逆転2ランを消してしまった。

 

幸いのこと、今日は打線が直ぐに逆転してくれた事もあって、その後はカーブを少なめにしてライオンズ打線を封じた。

 

今日も妥当なオーダーを並べての戦いであったが、やはり結果が出る。

同点に追付かれた2回裏は好調な野村と川瀬が連打したのを活かして直ぐに3点差をつけたのが後々白星に繋がった。

 

 

現時点で調子のいいバッターを使えばこういう事が起きるチャンスも多くなる。

こだわり続けた三森や佐藤が入っていれば先日の大勝も今日の勝利もなかっただろう。

この二戦で少しは自覚、反省出来ればいいのだが・・・。

 

どうもこの監督、推測するに意固地でこだわりが強いうえに、逆張りを好む性格なのかも知れないと感じだした。

 

そんな楽勝のペースで進んで来た8回にまたまたこの人のおかしな奇策が出てしまい、危うくゲームを壊しかねない場面が出てしまった。

 

石川は7回終了時にすでに103球を投じていた。

今シーズンも今日までの登板では、7回106球が一度あっただけ、和田を少し上回る5.8回が登板時の平均投球回数である。

 

3点差があったが、当然モイネロ→オスナと思いきや続投には驚いた。

このおかしな起用のお陰で一点差まで追い上げられて、一瞬あたふただった。

 

ここは結果論ではなく明らかにミス起用である。

8,9回に控える二人を出さないのは一体何を考えているのか質問してみたい。

 

モイネロはほぼ安心出来るが、走者を背負った場面のイニング途中からのマウンドと先頭打者を歩かせた場合は結果が悪いのも見ているはずだ。

 

おまけに、押え二人は負け試合や大差勝ちもあり、14日から以降マウンドに上がる機会がない状態だ。

登板過多が続いているならなんの異論もないが、今日のゲームではたとえ記録はつかない大差のリードであっても、気楽な気持ちで調整登板させておくのがセオリーだ。

 

石川に8回を続投させるメリットはどう考えてもゼロである。

斉藤コーチなど何も言わないのだろうか。

 

この所、監督に対する不満を書くことが多くなって心苦しいのだが、オリの中島監督などと並べて見ていると、やはり薄い野球脳しか持ち合わせていない事がよく分かった。