危うく連敗をするところだった。

 

流石の岸もやはり年齢には逆らえなくなってきている。

かつては全く打てなかったが、3回までは押えられていたが、4回からは急に球がバラつき、5回になるとキレもなくなったのか、連打を喰らって同点にされてしまった。

 

ホークスの和田同様の兆候が現れた。

前回も早々に降板となったが、立ち上がりの投球が持続しなくなっている。

 

これで勝ち目が出て来たのだが、想像もしなかった大関の乱調である。

2回は無死1,2塁、3回もいきなりの連打で無死1,2塁から始まって2失点と、岸が3回までは9人で終えたのとは正反対の状態だった。

5回も先頭に四球、およそ大関からは予想もつかない乱れぶりである。

 

 

6回には二死を取ったあとに急に笠谷に変身してしまった。

連続4つの四球だ。

勝てたから良かったが、それまでの投球を見れば、フルベースになったところで降板させても良かったが、やはり白星の権利がない状況でもあり、監督の温情が出たのだろう。

 

大関なら勝ち星一つくらいはいつでも取れるのだから、ここは余りある数を抱える救援組を送るべきだった様に見えた。

 

何が何でも勝ちに執着するタイプではない人なんだろう。

そこがこの監督の人の良いところでもあるが、先日の岡田監督の采配とは真逆である。

二軍小久保監督の方が非常な場面が多く見られる。

 

ラッキーな敵失からの白星ではあったが、やはり両チームの終盤の投手層のレベルと量がものを言った結果であった。

 

 

モイネロ→オスナの恒例のパーフェクトなシーンも見られ、満足なゲームであった。

 

このシリーズ、藤井が雨での一回飛ばしは予定外だったが、来週は東京での鷹祭、石川に対して、壁の一人である平良の先発が確実であり、少し下降気味の打線では不安がつきまとう。

 

二戦目も好調とは言えない東浜、普通なら隅田が相手で勝機も大きいのだが、万一、中5日で今井を持って来られると一気に苦しくなる。

 

ただ、今井は前回130球を超える快投をしており、シーズンが始まったばかりのこの時期に、ホークス相手とはいえ、無理をさせることはないように思う。

ひとつ勝てば十分である。

 

所で8番問題で、監督は増田の昇格を口にし始めた。

東京に呼ぶことになりそうである。

18打席で終えてファームで打席数を増やしてあげる方が温情監督らしいのでは。

 

上林もコンタクトが少し改善傾向であり、増田と上林を8番や代打として使いそうな気がしている。

 

 

ファームではリチャの満塁タイムリーで決めたが、増田以外三森、ホーキンス、井上・・・

上に上げるような状態の選手がいないのは寂しい。