和田が踏ん張って5連勝だ。
立ち上がりは三人で片付けたが、2回の二死1，2塁に始って、3回が無死1，2塁、4回も無死1，2塁と、大量失点の危機を背負いながら、何とか綱渡りの状態で5回まで無失点で凌ぎ切れた。
ロッテ同様、オリの打線もまだ目覚めていないのに助けられた感も感じるが、それでも無失点で凌げたのはやはりベテランの経験かも知れない。
年齢的にも今後もこういう投球が続くと思われるが、5，6回まで頑張ってくれれば、今の打線なら何とかなりそうだ。
相手の黒木の起用には驚いたが、藤井の様な転向を試したのかも知れない。
今日だけではなんとも言えないが、多くがフォーク投球であり、縦の変化に弱いホークス打線にひょっとしたらという試起用かも知れない。
今日もKYKの二人が発動したが、牧原と中村のバッティングが依然として起爆剤として良い存在感を示した。
これだけ打線が好調で繋がっている限り、今までのようにあと一本が出ずに得点出来ないことが続く心配が少なくなる。
監督が50打席を公言していた正木にもようやく諦めてベンチスタートになった。
これだけ打てないと仕方がないのだが、全くタイミングが上林では何ら好転することもないだろう。
ベンチの佐藤も同じだし、外野ならファームの増田の方がよっぽど期待が出来る状態だ。
8番打者ひとりで悩むなど、贅沢な話であるが、今はそのくらい好調な打者が揃っているということだ。
昨夜のリリーフ温存で、6回から又吉→松本→津森→板東という鉄壁の繋ぎだった。
ここに大津もいるし、モイネロとオスナも残っているのだから、先発は安心して飛ばせる状況なのは嬉しい状況である。
このカード、せめて1勝だけはと悲観的に見ていたが、予想外の成果である。
どうもWBC帰りの山本、宮城の調子が完全ではなく、このような先発になったらしい。
今の打線の状況やチームの勢いを考えれば、山本相手でも少しはチャンスがあるかも知れないという期待感も湧いてきた。
負けてもともと、どれだけ抵抗できるかに注目である。