4番と先発、新しい立場の二人が見事に役割を完遂してくれた。

 

 

相手投手のレベルもあるが、オープン戦終盤の出来からは想像がつかないような打線の繋がりが目につく。

WBC帰りの選手が加わっただけで、これほど変わってくるのが信じられない。

近藤はそこそこ期待は出来ていたが、牧原が絶好調である。

 

 

序盤は種市が予想外の投球を見せたため、昨日同様全く得点出来るような展開ではなく、思わぬ苦戦であった。

 

そんな中、今日も4回に先頭の4番打者栗原がライトに放り込んで切り込んでくれた。

 

 

三振を10個も奪われた種市がこの回で球数が89球と増え、5回から廣畑に交代したとたんに今日の爆発が始まる。

 

先頭の近藤、柳田が連打したあと栗原が歩いて満塁にしたあと、牧原のタイムリーと中村の犠飛で4-0に開いて白星がほぼ安心出来る状況が出来た。

 

さらに続く5回にも二死のあと、近藤→柳田→栗原の連打で5-0にしたが、これこそみんなが今シーズンのホークスの原動力として待ち望んでいたラインが早くも実現出来た。

まだ打球が上がらない柳田の不安は解消されてはいないが、スタンドまでは行かなくとも、今日のように繋いでくれさえしたなら、栗原が何とかしてくれるという妄想が益々大きくなる。

 

ひとり取り残されている正木だがやっぱりおかしいままである。

栗原の一発のあと牧原、中村で無死1,3塁の大チャンスでまたしても廻ってきた。

ボテボテの内野ゴロ、外野フライでも見せれば少しは気軽になれるのに、またもや見逃しではなかったが三球三振である。

 

監督が50打席はチャンスを与えると宣言してしまったので身動きが取れなくなっている。

打順を下げただけでここで打線は切れてしまう。

流石に7回には代打で上林に代えたが、公約を捨てても良いのではないだろうか。

 

初先発の藤井も頑張った。

 

もう少し球がバラつくかと考えていたが、オープン戦での反省もあり、7回まで降りなかった。

  7回 92球 2安打 2四球 9K

これなら今後も先発のポジションは安泰のように見える。

 

大きな得点差もあって、最終回にドラ2ルーキーの大津がマウンドに上がった。

 

ストレートも151km、変化球の制球も良く、わずか8球で締めた。

4年前にやはりドラ1の甲斐野が、初マウンドを三者三振で飾ったのを想い出す。

 

落ち着いておりこの人も即戦力として一年間頑張れそうな予感がする。

 

明日は一時期には苦手であった美馬が相手。

本来なら緒戦でも良かったと思うが、オープン戦での仕上がりが今一つ、仕方なく出番が回ってきた人だ。

 

一方こちらの先発も同じくオープン戦ではピリッとした安定感が見られなかった東浜。

相手打線が精彩がないので、3点くらい取ってやればスイープ出来そうな気がする。