昨日の大関に続いて今日は藤井が結果を出して、先発の柱としての適性を示した。
先週は5回までは安定していたが、6回に突然狂ってしまった反省もあり、マウンドに上がる前には、球威と球数のバランスを頭に入れた投球が課題と語っていたが、徐々にこのバランスも改善しつつあるのがよく分かった。
もう1イニング見たかったが、5回で交代したが、この人も先発合格である。
球数も改善しており、先発2番手は安心して任せられそうである。
1イニングづつ投げたリリーフ陣ではやはり大津が毎回安定した内容を見せている。
ほぼ開幕から救援投手として出番は多くなりそうである。
制球の良さと球の強さのバランスはホークス投手陣の中でも目立っている。
ドラフトの2位指名に驚いたが、この人は珍しくスカウトの眼力が当たった様に見える。
打線もこの二日を見ると若干だが上向いてきた様な感じがする。
目立ったのは正木だ。
すべて良いコンタクトでフェンス際まで飛ばしている。
今一つパンチ不足で物足りないが、ジャストミートが出来ているのは、上林がまたおかしいので出番も出て来た。
守備の面ではやはり栗原の不安がつきまとう。
前回の藤井登板のゲームでも何でもない余裕のゴロをファーストに悪送球していたが、今日も弱いゴロを一歩下がって取り、十分余裕があると見たのかステップして送球、打者を
セーフにしてしまった。
レギュラーのサードならほぼ100%アウトにするイージーゴロだった。
急造三塁手だから仕方がないので、慣れるまでは、その分を打撃で取り戻して貰いたい。
明日の最終戦はゲームが出来るか天候が微妙だが、不安は残ってはいるものの、開幕に向けて少しだけ灯りが差してきた感じがする二試合だった。