北山に思った以上の投球をされてしまった。

手も足も出来なかったという印象である。

 

このゲームについては仕方もないが、CSで当たる相手と言うことを考えると、厄介な相手が出現したという点は心配でもある。

 

一方ホークス先発のスチュワートJrはすっかり以前の姿に戻ってしまった感がある。

先週のロッテ戦でもストライクが入らず頭部への死球を含めて6回で5四死球、四球のあとの被弾で先制した2点を守れなかった。

 

今日も6回で104球も要し、4四球である。

被安打はわずか4本だが、2失点はいずれも四球の走者がスクイズと犠牲フライで奪われたものである。

 

一時期は改善したと見えた制球難がまたまた姿を現したように見える。

ついにこの人もあてに出来ない先発に加わってしまった。

ファームに落ちても未だに同じ事を繰り返している笠谷同様になりはしないかと心配である。

 

ゲームの勝敗には関係なかったがあとのリリーフ陣も不安いっぱいである。

又吉、津森・・・。

 

明日はお試し起用の松本晴、伊藤相手ではとても叶わないだろうが、少しでも今後に期待が出来る内容の投球を見せてほしいものである。

これをきっかけに和田投手の様な存在に化けてくれることも密かに期待はしているのだが・・・。

ちょうど一週間前のロッテ戦では103球、4安打の完封勝利を挙げた有原を期待していたが、真逆の内容で驚いた。

 

いきなり3ボールからのスタート、何とか初回は乗り切ったが、2回には3安打1四球と修正は効かず、一死満塁で良く1失点で済んだという印象であり、この時点で今日の状態は良くないことがはっきりした。

 

3回に入っても修正どころかさらに打たれた。

今度は先頭から連続4連打に四球、さらにタイムリーとこれほどサンドバッグ状態の有原を初めて目にした。

 

ここで0-5の展開、いつもならチャンネルを変えるのだが、展開からして、期待している石塚や三浦瑞樹などが登場する事があると思い、継続観戦となった。

 

その甲斐が直ぐに始まった。

2、3回は簡単に三者凡退に抑えられていた福島に、4回先頭栗原、山川が連続の一発である。

普通はここでいったん切れるものだが、まだ無死と言うこともあって、ここから2ベース2本、3ベース1本、シングル1本でなんと一挙5得点で追いついてしまった。

 

この調子ならと考えていたものの、この同点がその後全く動かなくなってしまった。

 

5回以降、ホークスは2安打、ハムも3安打と膠着してしまった。

お互いリリーフが頑張った。

ホークスでいえば、藤井、杉山が今日は安定した内容であった。

 

延長に入った途端、正木が決勝の一発をバックスクリーン横中段に放り込んだ。

本当に正木の打球が強くなっているのには驚きである。

これで入団以降6本目の一打だが、この打球は間違いなく最長距離弾である。

 

最後松本が先日同様とんでもない抜け球をいきなり2球投げたときには、嫌な予感もしたが、何とか逃げ切れた。

159kmも出ていたが相当緊張しているのが伝わってきた。

ほかに代われる投手がいないのだから頑張って貰うしかない。

 

この前の回、9回裏に一死1塁の場面で、万波のセンターへ抜けそうな打球を問題児牧原がスーパーファインプレーでセカンドフォースアウトを取った。

まだ一死、これが抜けていればサヨナラの場面が出来上がる可能性もあったので、ここはいい守備を見せてくれた。

 

明日は課題の多いスチュワート、投げてみないと分からない投手であるので、どんな展開になるかも読めない。

 

今日の登場はなかったが、おととい松本の不調でせっかくのお立ち台を逃した石塚だが、ゲーム後は監督に二軍に逆戻りを示唆されていた。

監督は結果に関係なくはじめから決めていたこととコメント。

初安打に初本塁打、渡邊陸を思い出させるような結果を出したにも拘わらずである。

 

理由は簡単、あの人が背中の痛みも治ってベンチに戻ってくるからである。

大きな戦力になっていたのならそれも分かるが、見ていても痛々しい位衰えた弱々しいスイング、打率も0.200さえクリア出来ないのにである。

 

あと6試合、1,500試合出場を記念するグッズも出来上がっているので、なるべくなら早く達成して、シーズン中に売り捌かないと最終盤での達成では残りのホームゲームも少なく、倉庫に塩漬けになってしまう心配が出てしまう。

こんな背景があるかも知れないと勘ぐってしまうくらい不思議な起用が続いている。

 

そんな状況で惜しまれつつ引退・・・、それなら多少は理解が出来るが、来シーズンも残る事になれば・・・。

考えただけでも憂鬱になりそうなどと、先の不安まで考えていた。

 

所が本人が熱発で出場は無理と言うことになって、石塚がエスコンFまで帯同することになり。もう一発が見られる可能性も出てきた。

 

せめて代打ででも使って貰いたいものである。

 

 

 

珍しく連敗である。

 

現状では何の心配も要らない負けではあるが、内容については課題が残った。

 

投の面では、先発大関、今は有原→モイネロ→スチュワートに続く4番手として固定されているが、毎回そこそこの投球はするが目を見張る様な好投をしたことがない。

四球こそ多くはないが、ボール球も多いが、ファウルで粘られて球数ばかり増えていく傾向が解決できない。

キレがないので粘られてしまうのだが、追い込んでからの決め球を磨くか、ゴロアウトを早めに取る球種を探さないと、せいぜい6回で限界が来てしまう。

 

今日は6回で102球、前回の楽天戦でも7回途中で130球、スタミナ切れで4失点だ。

今シーズンは19回も先発しながら、平均すれば6回1/3と言う情けないイニングしか投げられない。今後の課題である。

 

またこの所ドタバタする終盤だが、今日は藤井は無難な投球だったが、松本が珍しく乱れた。

この人にしては制球が悪すぎた。

バントの打者にとんでもない方向、その後も海野が構えるところには一向に制球できず、すべて内角高めに集まり、集中打を浴びてしまった。

 

また7回のホーム突入の井出コーチ指示、監督が苦情をコメントしたばかりなのにまた同じ失敗である。

数メートル手前で完全なアウト、外野の守備位置を見ていないのだろうか。

 

このコーチは外野手がバックホームを暴投するという前提で手を廻すのだろう。

来シーズンは交代または降格は確実である。

 

そんな中でも明るい材料は石塚である。

3年前からこの石塚、重松、盛島などの大砲候補に注目してきたが、見事に支配下昇格の期待に応えた。

ホークスでは「トラックマン」のデータを入れて、実在する投手のすべての球種と

球質を再現できる打撃マシーンの「アイピッチ」を導入している。

 

ここではレベル1~16までの難易度が設定された「打撃検定」に挑戦することができるらしいが、現状では最上位の「レベル16」では、150キロの直球、カーブ、カットボール、スライダー、フォーク、チェンジアップ、シュートをミックスで投げてくる“スーパー投手”から10打数3安打以上をマークすることが合格条件になるという。

 

ファーム選手ではかなり困難らしいが、石塚はたったひとりこれをクリアしてきたという。

ファームで打率0.300、5HRという実績もあって、ギリギリで支配下を勝ち取ったのもこういう背景があるのだが、早速上でも通用するという事を証明した。

 

将来は本職の捕手の可能性もあるし、ファーストをも守れる。

23歳、今後が大いに楽しめる打者になりそうである。

 

 

 

 

防御率上位の二人の対決だったが、モイネロの出来が予想外に悪く、完敗になってしまった。

これほど制球が悪いのは余り記憶にないが、2ボールスタートが多く、四球こそ少なかったが、カウントを取りに行ったストレートを見事に弾き返された。

 

立ち上がりから大きな外野飛球を飛ばされ、本調子でないことは直ぐに分かったが、フランコにやられてしまった。

5回で86球7安打は前回の完投劇からは想像がつかない乱調振りである。

 

3回に唯一のビッグチャンスがあったが、山川が三振で勝敗はほぼ決まった。

この早川や武内はそうは簡単できないできない相手である。

 

明日は大関、相手は今季初顔合わせになる内だが予想が難しい。

打線で栗原、今宮が機能すれば倒せる相手のように思っている。

 

 

難敵種市を倒してまたまたカード勝ち越しである。

ホークス先発はお試し起用の松本晴、まさかのプロ入り初勝利である。

  5回 68球 2安打 1四球 3K 無失点

予想もしなかった好内容である。

今日だけを見れば大関レベルに思えたほどの堂々とした内容である。

 

入団時は軟投型と思っていたが、ストレートもmax147kmが出ていたし、制球が大きく乱れることもなく安心して見られた。

これでこれからの終盤戦で何度か先発を任されそうな気がする。

 

今日は昨日の戦犯の牧原の一発を筆頭に、甲斐の曲芸タイムリー、藤井の投球という

三人が揃って勝利に貢献した。

ただ、最終回の松本にはヒヤヒヤさせられた。

珍しく制球が乱れ、無死満塁という絶体絶命の大ピンチを作ってしまった。

ベンチの松本晴も顔つきが引きつっていた。

最後は何とか下位打線で救われたが、危機一髪の逃げ切りを果たせた。

これで無事9連戦も乗り越えてひと安心である。

 

 

ファームの注目選手で書いた佐藤航太だが、昨日は一番ライトで起用された。

結果は

  ライトフライ→左中間2ベース→ライト前タイムリー→遊ゴロ

初めて長打もうまれたし、ライト前は巧打者の片鱗も見せてくれた。

これでファームに上がってきてからの打率は25打数12安打の0.480となり、二軍でも十分通用する打者と言うことが分かり、気は早いが来季支配下選手の有力候補にまでになった。

 

今日のゲーム前、先日発表したジーター・ダウンズの入団会見があった。
山川を獲得し、右打者の大砲という課題がしばらくなくなった事で、この人は即戦力と言うより長期的な育成で、内野手特にポスト今宮を目論んだものに間違いない。

今シーズンの今宮を見ているとまだ2、3年はいけそうだが、いずれはと言うところであろう。

体型的にはちょうど源田に近いので、大型とは言えないが今宮や川瀬よりはひと廻り大きい選手で俊足も期待できるという。
年俸は7,000万というからさほど大きな博打でもない。

ファームからだろうが、今シーズン中にはPayPayでの姿を見たいものである。

 

 

 

 

こんな選手を獲得しなければならない背景には、期待してドラワンで獲ったイヒネが全く的外れな指名であったこともある。

未だに0.160台、三振の山を築く姿に、もはや期待薄との判断が働いたのだろう。

個人的にも上に上がることなく引退の姿が浮かんでいる。


吉住→風間→イヒネと続く素材型標的のドラフトの大失敗の流れのひとりに名を連ねることになった。