Love Is Not Enough | In The Groove

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a beautiful tomorrow yea

 
我々は一回素晴らしい経験ができたら儲けもので、

人生の秘訣はそれを何回も再現することだ。

―オスカー・ワイルド

 

ステファン・ポンポニャック

 

フランスのスターDJ<ステファン・ポンポニャック>の人気シリーズ『ホテル・コスト』を、このブログで取り上げた(オススメした)のは、今から8年前の2005年10月22日付ブログ『hotel costes 8relese party』まで遡るが、同アルバムは8作目だったが、日本国内での知名度は当時それほど高くなかった。

 
同シリーズの、記念すべき1枚目が1999年にリリースされて以降、今年で早14年目を迎えたことになるが、現時点で同シーリーズの最も新しいそれは、2011年リリースの『Hotel Costes, Vol.15』だ。近年、彼は毎年のように、同シリーズのリリース・パーティのため、来日を果たしたが、そのパーティは毎回場所を変え、麻布十番、六本木(写真:上)、銀座、日本橋、赤坂などのクラブやレストランなどで行われ、俺も4回以上足を運んだ。

  
そんな彼が久々に、『ホテル・コスト』シリーズとは異なる、オリジナルの新作『BLOODY FRENCH』を来年1月にリリースするが、同アルバムのリリースを兼ねたパーティは先月29日(金)、南青山のクラブ<ORIGAMI>で開催されたので、音楽好きなパーティピープルの間では、まだ記憶に新しいはずだ。

 

外国人の富裕層に人気!?のセルリアンタワー東急ホテル

 

ステファン・ポンポニャックが先月末に宿泊していたホテルもまた、

   
(映画『フィルス』のプロモーションのため、11月前半に来日を果たした)作家<アーヴィン・ウェルシュ>と監督のジョン・S・ベアードが宿泊していたホテルと同じ、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルだったのだ。

 

日本人の誰もが知っているような大物ハリウッドスターは宿泊しないであろう、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルは、意外にも一部の外国人富裕層に人気があるのは確かなようだ。また、セルリアンタワー東急ホテルよりもワンランク下の渋谷のホテルといえば、お隣の渋谷マークシティに位置する渋谷エクセルホテル東急なのだが、若者に人気の渋谷区には、外資系超高級ホテルがひとつも存在しないのも寂しい限りだ。

 

#nowplaying Metronomy - I'm Aquarius

 

ステファン・ポンポニャックの新作『BLOODY FRENCH』リリースは、とても楽しみだ。本日のブログのテーマは「お薦めイヴェント」で、隠しテーマは「音楽」ゆえ、昨夜ツイートした“nowplaying”の曲をいくつか紹介したい。
 

まずは、英国のMetronomy(メトロノミー)が、来年3月にリリース予定の4thアルバム『Love Letters』からのシングル・カット曲“I'm Aquarius”。冬の夜に、暖房が効いた部屋で同曲を聴いていると、同PVの映像にもあるような宇宙空間を浮遊しているような不思議な感覚に包まれ、快感とは言わないまでも、とても心地良いのだ。

 

#nowplaying Pentatonix - Daft Punk

 

2013年は近年稀に見る、音楽と映画の豊作の年だったように思う。年明け、デヴィッド・ボウイの新作『ザ・ネクスト・デイ』リリースの発表は、音楽業界における今年最大の驚きでもあったが、フレンチ・エレクトロ<ダフト・パンク>の4thアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』は、クラブミュージックのファン以外をも虜にするほど、世界的に大ヒットしたのは、今の時代がEDM全盛期だというのを証明してみせた。

そんなダフト・パンクの過去のヒット曲を含め、アカペラでカヴァーしたのが、2011年に結成されたアメリカの20代の5人組アカペラ・ユニット<PENTATONIX(ペンタトニックス)>なのだが、彼らの『PTX, Volume 1』、『PTXmas』に次ぐ、3作目のアルバム『PTX, Vol. II』は8曲で構成され、同アルバムの収録曲で今、全世界的に話題になっている曲が、タイトルがそのまんまの“Daft Punk”だ。同曲は懐かしいのと同時に、オリジナルでなくとも、面白い音楽体験へと誘(いざな)ってくれ、とてもハッピーな気分にしてくれる。

 

#nowplaying Above & Beyond - Love Is Not Enough

 

2000年に結成された英国の<Above & Beyond(アバヴ&ビヨンド)>に関しては、過去このブログでも度々取り上げたが、特に印象に残っているのは、Radioheadの“Reckoner”(2008)や、Kaskade feat. Skylar Greyの“Room For Happiness”(2012)のリミックスだろうか。

 

また、彼らはジョルジオ・アルマーニファストファッション/X ARMANI EXCHANGE』のコンピレーションアルバム(Vol.15)を2010年に担当し、同ブランドのパーティでDJを務めるなど、精力的に活動を行っているのだ。

そんな彼らが来年1月にリリース予定の4thアルバム『Acoustic』に収録された曲“Love Is Not Enough”のアレンジは、今までとは趣を異にし、新境地を開いたカタチだろうか。正に、静まり返った冬の夜に、超高級ヘッドホンで聴くにふさわしい美しいナンバーだ。これからの活躍がますます楽しみなグループだろうか。

 

ROAD TO ULTRA TOKYO

 

前置きが長くなってしまったが、本日のブログのテーマでもある「お薦めイヴェント」は、マイアミで1998年に産声を上げた巨大ダンス音楽フェスティバル『ULTRA MUSIC FESTIVAL』の、

 

15年目にして初の日本上陸となるパーティ<ROAD TO ULTRA TOKYO>だ。そのメインが、他でもない英国のアバヴ&ビヨンドなのだ。場所は新木場の<ageHa@studio coast>で、スタートは19:00~。前売りの一般チケットは8,500円だが、VIPチケットの30万円、40万円、50万円は既に完売のようだ。

 

そう、俺自身、人生を振り返ると、或る意味、順風満帆の人生だとも言えるが、享楽的に生きてきた感は否めないが、そんな俺もアラフォーゆえ、もう若くないのも事実だ(笑)。俺はバブル世代ではないが、クリスマスも近づいてきた今、(恋人もいない、元気のない!?)日本の若者に、ジョン・トラヴォルタの言葉を贈りたい。

 

ジョン・トラヴォルタから若者への助言

 

そもそも享楽的という言葉の意味は?

自分の楽しみに浸りすぎるという意味だ。

快楽を味わいすぎることが悪なのか?

自分自身や他人を傷つけないかぎり、

なぜそうしちゃいけないのか理解しがたいね。

 

人々は往々にして、

これをしちゃいけないと自己規制ばかりしている。

生きるうえでの決まりが多すぎる。

なぜだ? 理解しがたいよ。

俺としては、人生の楽しみと喜びをできるだけたくさん味わいたいと思うんだ。

好きなことにどっぷり耽るのは別に犯罪じゃないと思うよ。

 

美しいものでも、食べ物でも、仕事でも、

人生に情熱を傾け、快楽を得ればいい。

快楽に耽るのは罪悪だという考えが根付いている文化もあるが、

賛成はできないね。

 

この世に生まれてきたのは、

幸せになって、人生を楽しむためだと信じている。

だから、パスタのお代わりでも、

2個目のクリームブリュレでも、じゃんじゃん食べたらいい。

ヨーロッパに憧れているなら、今すぐ飛び立とう。

 

フラれるに決まっているとあきらめていた彼女に

思い切ってぶつかってみろ。

もしかしたら、人生最高の瞬間になるかもしれないぞ!


Have a nice weekend!