Spring in the city | In The Groove

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a beautiful tomorrow yea

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ジェシカ・アルバ
を、日本の親善大使に任命するというアイデアは、いかがだろうか。



そう、日本を観光立国にするため、2008年に国土交通省内に設立された「観光庁」は、一体何をやっているのだろうか。そのホームページ上には、設立の経緯が次のように紹介されている。




人口減少・少子高齢化が進む我が国において、観光は地域における消費の増加や新たな雇用の創出など幅広い経済効果や地域の方々が誇りと愛着を持つことができる活力に満ちた地域社会の実現をもたらすことから注目されるようになってきました。


また、近年において、さらなる社会のグローバル化が進む中で、成長するアジアの活力を我が国に取り入れていくといった観点からも、観光立国の実現は、21世紀の我が国経済社会の発展のため不可欠な重要課題となってきました。


であれば、もっと革新的なアイデアで、世界に向け、積極的なプロモーション活動を行っていかないと、ニューヨークをはじめ、欧米のような魅力溢れる観光地に、遅れをとるばかりだ。世界の中で、外国人観光客が多く訪れる国の上位ほとんどを、欧米の国が占めている。




日本人の場合、「安・近・短」からアジアに旅行する人も多いようだが、発想を変えて、欧米人の特徴を考え直したほうがよいだろう。彼らが1年の中で、取る休暇日数は長期なので、「高・遠・長」が可能なはずだ。したがって、日本にお金を落としてくれる、中国人の富裕層や、欧米人に特化した(あからさまではなく)、プロモーション活動を行ったほうが賢明だろう。尚、朝鮮人の所得は、平均的な日本人の所得と比べても、かなり少なく、彼らのための公共の場のハングル表記は、これ以上不要なはずだ。




なぜ、先述したような事が、ふと思い浮かんだのかというと、来日中のハリウッドスター<ジェシカ・アルバ>のツイッターを、先週末から楽しく拝見していて、中国人や朝鮮人のようなアジアからの訪日客とは明らかに異なる行動パターンが、俺の目には新鮮に映ったからだ。




彼女のフォロワー数は300万人を超え、世界各国にファンが存在するため、今回の彼女のツイッターによる、日本に将来的にもたらす経済効果に少なからず影響してくるはずだ。なぜなら、フォロワーが子供だったとしても、ツイッターの内容をそのまま親や友人に伝える可能性があり、今夏以降のデスティネーションが日本に変わるかもしれないのだから。



彼女のフォロワー間で、今ホットな話題が<TOKYO>であることは否めないはずだ。




ところで、ジェシカ・アルバの東京での宿泊先は、今年来日を果たしたマーティン・スコセッシ監督やリアーナ同様に、東京ミッドタウンに位置するザ・リッツ・カールトン東京だ。こういった贅沢に慣れた、世界的なVIPをもてなすには、安全性も考慮した上でも、都心の超高級ホテルしか考えられないのだろう。いわゆる、超富裕層といわれる人々だ。




世界的に有名なファッションデザイナーが来日の際、好んで宿泊する先は、新宿の「パーク・ハイアット東京」(過去にジョルジオ・アルマーニやトム・フォードが宿泊)や、有楽町の「ザ・ペニンシュラ東京」(過去にジョルジオ・アルマーニが宿泊)である一方、ハリウッドスターが来日する際の宿泊先は、ジャパンプレミアの会場に使われる六本木ヒルズアリーナ及び映画館に隣接した「グランド・ハイアット東京」の場合が多い。




ホテルのグレードとしては、「パーク・ハイアット東京」や「ザ・ペニンシュラ東京」などと比較した場合、「グランド・ハイアット東京」はワンランク下に位置するホテルではあるが、ハリウッドスターの限られた時間内での滞在は、利便性を最優先に考慮した上で、宿泊先が決められているのだろう、合理性を重んじるアメリカ人らしい選択だと思う。




例えば、ニューヨークにおいて、星の数ほど存在するホテルの中から、富裕層やVIPが、宿泊先として、好んで「グランド・ハイアット・ホテル」を選択するようなことは、極めて稀なケースだろうか。それゆえ、彼らが都心で宿泊するホテルが限定されてくるのは、明らかなのだ。彼らが、日本で使う金額は、中国人富裕層のそれを大きく上回るため、ホテル側も細心の注意を払っているはずだ。富裕層の口コミは、すごいからね(笑)。
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最後に、ジェシカ・アルバ訪日の行動を追ってみたい。




彼女の今回の来日目的は、昨日(18日)開業した商業施設「東急プラザ表参道原宿」1F

の『トミー・ヒルフィガー』旗艦店のプロモーションのためだ。




とはいえ、先週末の14日(土)に来日して以降、昨日までの彼女の行動パターンは、とても興味深くて、とてもキュートなのだ。




スターバックスコーヒー(店舗場所は不明)

・都心を代表する桜の名所<千鳥ヶ淵>で、ボートに乗っての花見(千代田区)

原宿裏原宿エリア)でショッピング(渋谷区神宮前)

・エコに考慮したレストラン「マザークルック」で食事(渋谷区神宮前)

・イタリアン「イル・ムリーノ」でディナー(港区六本木)

東京ディズニーランド(千葉県)

・六本木ヒルズスカイデッキで、東京の360度パノラマを堪能(港区六本木)

ソニービル(中央区銀座)

・代官山の「メゾン・ド・リーファー」でショッピング(渋谷区猿楽町)

・渋谷109でショッピング(渋谷区道玄坂)

・西麻布の寿司」で食事(港区西麻布)




特徴としては―、




・日本の桜(花見)

・日本の「KAWAII」を代表する

ショッピングストリート<渋谷、原宿、代官山>

・日本の「KAWAII」キャラクター<ハローキティ>

・日本の家電<ソニー>

・日本の<寿司>




・都心一の高さに位置する六本木ヒルズスカイデッキ

・高級レストラン「イル・ムリーノ」

・スタバ




今回、ファミリーで来日しているとはいえ、子供も連れて行けるスポットがほとんどで、日本「らしさ」を感じ得るカワイイ「ファッション」「キャラクターグッズ」を中心として、日本を代表する食「SUSHI」、世界に誇る家電ブランド「SONY」のショールームまで、彼女の行動パターンには、日本を「観光立国」にするヒントが多数散りばめられているように思う。




結論、ジェシカ・アルバのツイートのセンスは、リアーナのそれ(言葉遣いが乱暴)とは対照的に、とても「好感度」が高い。また、ツイッター上の東京の写真は、どれも「幸福感」に包まれていて、見ていて、楽しい。




彼女は、都会のを満喫しているようだ。




Have a nice day!