誰のためのマラソンか。 | おちまさとプロデュース Tokyo Ochimasato Land

誰のためのマラソンか。

昨日

ジムのランニングマシンや

選挙速報の間に


日本テレビ

『24時間テレビ』の

マラソンを

ちらちら

観て思ったのだが


周りで

走ってる

スタッフ

見切れすぎじゃないか?


このマラソンは

一体誰の為の

マラソンなのか。


それは

ランナー・イモトさんと

視聴者の為の

マラソンだろう。


それなのに

なぜ

こんなに

たくさんのスタッフが

ランナー・イモトさんの周りを

囲んで走ってるのか。


テレビマンならば

できるだけ

主役を輝かせる為に

存在を消すものでは

なかろうか。


それなのに

一緒に走るスタッフの

目立ち過ぎなのは

何なのか。


ちょっと離れて走り

絵的には

ランナー・イモト一人で

走る姿を映すべきでは

ないのか。


横を走る理由は

多分

危険だから

という理由だと

思うが


もはや

その理由を忘れ

周りを一緒に走る

スタッフが

映りたいと

思っているようにも

観えるのは

気のせいか。


ランナー・イモトは

本当は本番

一人で挑んでいる方が

視聴者には

刺激的に映る。


スタッフの

頑張りなど

視聴者は

どうだっていいと

思っている。


かつて

おいらもスタッフだった

『電波少年』で

猿岩石が

ユーラシア大陸を

ヒッチハイクで横断し

ゴールする時


ずっと

同行していた

ディレクターは

ゴール直前

生中継のカメラに

見切れないように

脇道のそれた。


長期間

過酷な旅に

同行しようが

そんなスタッフに

誰も興味はなく


それ以上に

自分たちの作品の

クオリティを上げる為には


スタッフは

映っていない方が

いいから

脇道にそれたのだ。


24時間マラソンだって

そうだ。


本来

作品のクオリティを

上げるためには

スタッフは

見切れてはいけない。


そんなのは

当然の事だ。


本番で映らないからこそ

メイキングで

知られざる

周りのスタッフの

存在に気付かされる。


黄色いTシャツの

スタッフが

主役を食う勢いで

画面の中で叫ぶ。


ありえない。


おいらが

かつて

憧れた

テレビ界の

常識や上品さは

どこへ行ったのか。


とんでもなく

くだらない作品を

作り上げる時で

あっても


作品のクオリティを

上げる為が

プライオリティだった。


誰のためのマラソンか。


それを

主役と一緒に走り

見切れ続けている

スタッフは

冷静に考えるべき。

ではなかろうか。


おちまさと


明日から

夏は復活

なるのか。