緊張せよ。 | おちまさとプロデュース Tokyo Ochimasato Land

緊張せよ。

ずっと

気になっている事が

あるのだが


昔と今

若い世代にとって

何が決定的に

違う事と言えば


”緊張する機会が少なくなった ”


という事ではないか。


かつては

若い頃

緊張する機会

というか

日々異常なまでの

緊張の連続だった。


上司はもちろん

外部の方々

学生で言えば

先輩や教師など。


なぜ

緊張するかと言えば

いろいろな”威圧 ”

だったと思う。


もっと簡単に言えば

恐怖や暴力か、笑


しかも

その緊張から逃げ出す事は

できないようになっていた。


ある種

異常なまでの緊張状態クラブ

みたいなものに所属しているような

経験が誰しもあり

それが

のちに

様々なコミュニケーションでの

裏打ちされた自信とでも言うか

になったのだと思う。


もっと簡単に言えば

修羅場くぐってる奴は強い

みたいな。


しかし

今は

子供の頃から

全てが守られている。


先輩や教師や

上司や外部の人間であろうとも

威圧的な事をすれば

一発アウト!

遠藤、田中アウト~。(ガキ使)


子供だって

何かあれば

親が教育委員会に

訴えれば教師に簡単に勝てる

という世界観にしてしまった訳で。


モンスターペアレンツはもちろん

全ての世界で立場が弱そうな時ほど

モンスター○○になり

意外と強そうな立場ほど

気を使い

それこそ

”緊張 ”しているのではなかろうか。


守られているがゆえ

かつて緊張するはずだった状況は

”回避 ”できる装置を作ってしまったのだ。


緊張からの逃避。


緊張から簡単に

逃げられるようにしてしまうから

余計いじめとか緊張の度合いが

分からなくなっている気がする。


おいらは

よく取材で

緊張しない

ネゴシエーション力や

コミュニケーション力

みたいなものは

どうやって身に付けたのですか

みたいな事を聞かれるのだが


あるのだとすれば

そのルーツは

特に10代から20代の時の


”緊張 ”


が産んでくれた

賜物かもしれない

と思う。


数多くの企業の方と

日々お話する機会が多いのだが

悩みの多くは

社員の特に若い世代の

コミュニケーション力の低下

らしく

おいらは

それも

緊張する状況から逃避できるように

してしまった弊害なような

気がしてならない。


時々見かけるが

ある種内弁慶的に

緊張とは無縁っぽい方でも

大物の前では

震えながら小声で説明し

余計に相手の威圧感を上げ

その威圧感に勝手に

さらに緊張している人がいる。

これは若くなくてもいる。


緊張のデフレスパイラル。


こんなもったいない事はない。


とにかく

おいらは

思うのだが


特に10代20代30代とかの時に


時には

緊張した方が

いいのではないか。


いや40代以降だってそうだ。


おいらは

今でも

できるだけ


”自分が緊張する方と食事に行く ”


ようにしている。

緊張する方というのは

必ず自分がリスペクトしている人な訳で

それがリトマス試験紙となる。


余計な緊張はいらないが

今の日本

あまりにも守り過ぎて

緊張する機会をなくした弊害が

そろそろ出始めたような気がする。


とは言え

本当は緊張は

おいらだって大嫌いだ。

おえってなるじゃん。


目指すは


緊張していないのに

緊張感はある。


という状態。


そう心掛けている。


肝心な時に緊張しない為に

時には緊張せよ!


おちまさと


また本を

いろいろ

作っているが

今日のブログも

本にしようかな。