日本人が望む人間の理想像とは何だ? | おちまさとプロデュース Tokyo Ochimasato Land

日本人が望む人間の理想像とは何だ?

最近

日本人が望む人間の理想像が

何だかよく分からなく

なって来た。


何か

ちょっとした事でも

かなりヒステリックに

かなり潔癖症的に

敏感に反応し

騒ぎ立てるが

そんなに

日本人って

清廉潔白だったっけか

と思ってしまう。


今日

亀田戦があった。


昨日の

パフォーマンスなしの

静かなさわやか会見、

そして

今日、試合中も

特にパフォーマンスのない

かなり真面目な試合展開。


世論の大多数(?)

の言う通り

静かでさわやかな

普通のボクシング戦になった。


これが

日本人が

望んでいた姿なのか。


本当に

これが

楽しいのか?


おいらは

格闘技ファンになって

もう30年以上になる。


ボクシング界で言えば

モハメド・アリの

テレビのフレームと影響力を

知り尽くした

過激な言葉のパフォーマンスが

きっかけで

胸を熱くしたものだ。


時を経て

生きざま含め辰吉さんに興奮し

伝説の薬師寺戦に燃えた。

この間ボクシング雑誌で

初めて辰吉さんと薬師寺さんが

あの伝説試合以来

対談していた。

久々にテンション上がった。


プロレスや総合、K1はもちろん

ボクシングも試合だけでなく

周辺に付随するストーリーや因縁

そして選手のキレ具合が

たまらないのだ。

結局、いい意味でのワルが見たいのだ。


そして

久々のスター亀田一家。


しかし

そこで

そんなファンさえ???と思わせた

反則試合があった。


この反則は

悪いし

セコンドから

勢いあまってひどい指示をしたのも

悪い。

それは

処分されて当然だし

そして会見で謝った。


それまではいいが

何となく

世の中の流れは


「これをきっかけにいい子になりなさい」


ここが問題だ。


本当に

とても

いい子になった

亀田さんを

観たかったんですか。

ということだ。


反則は悪い。

しかし

反則とパフォーマンスは別だ。

「ふざけたパフォーマンスやめてまじめになれ!」

と言ってた人たちに限って今頃

「まじめになったらおもしろくないな」

とか言ってないか?

まじめになれと言ったひとたちは

今日の亀田さんを観て

「これでいいんだ!こういう真面目な亀田なら必ず

生放送か試合会場に行って応援しちゃうぞ」

と言っていて欲しい。


格闘技は戦って殴り合う仕事なので

テンションを上げなければならない為

言葉もいろいろ悪くなるし

格闘技ファンはそういう所も観たい。

そして試合後

抱き合う姿が見たいのだ。

ここが

内藤戦の亀田弟にはなかった。

そこがまずかった。


とにかく

日本人は

そんなに

真面目な

姿だけが

観たいの

だろうか。


そうは

日頃生活していて

そこまで感じないんだが。


かつての

あらくれパフォーマンスの亀田は

今の日本人にとっては嫌悪で

今日のさわやか亀田が

日本人の理想像なんだろうか?


本当か?


おいらは

試合前あらくれだが

試合後抱き合い

「本当は相手が強いと思ってたから

あえて自分を上げる為に悪い言葉も使ってました」

と発言する

ツンデレ振り幅が観たい。


格闘技で

ずーーーっと真面目なんて

観てて楽しいんだろうか。


「明日はよろしく!」

とか言って笑顔で

握手してる格闘技の会見。


もはや

パロディじゃね?


おちまさと


伝わるかな。


おいらなんて

こんな大人になっても

ダメダメだし

必ず講演でも

『真面目と狂気』

の共存が大事だとか

言ってるし。


車のハンドルは

”あそび ”がないと

危険だ。


今日本は

その”あそび ”の部分さえ

取ろうとしてはいないだろうか。


逆に

危険

では。


亀田さんの件は

あくまで例えで

どの世界でも

この傾向があるような

気がする。