骨のある映画。 | おちまさとプロデュース Tokyo Ochimasato Land

骨のある映画。

映画『シャル・ウィー・ダンス』

からかなりの年月を経て

周防正行監督が放つ新作。


『それでもボクはやってない』


一言で言えば


骨のある映画


だった。


好きな監督だし

『シャル・ウィー・ダンス』

というメガヒットの次に

仕掛けるのは

一体どんな作品なのか。


ちゃんと

裏切らずに裏切ってくれている。


『シャル・ウィー・ダンス』から

最も遠くに位置する

振り幅のあるテーマ。


何がすごいって

そのリアルさ。

これにつきる。


内容は

ある種

再現ドラマ。

的。


ただ

今まで観て来た

裁判映画とは

一線を画す

リアリティ。


数年後

陪審員制になる

日本に

タイミングも素晴らしい。


そして

上にも

書いたが

何がいいって


骨がある。


かなり

今の裁判へ

刃を向けている。


ファイティングポーズ。


何が言いたいかが

マジックで書いたように

分かる。


この作品を観て

思った事は


「やっぱ、いろんな映画があっていいんだ」


っつー事。


映画もテレビもラジオも雑誌も

そして新聞も

メディアは

画一化したら終わり。

それに

画一化が

一番恐い。


特に

メディアは

走りやすい。


成績が

良かったものを

模倣するのが

一番手っ取り早いと

思ってる人も多い。


邦画も

最近、

その傾向

異常に

強かった。


やっぱ

周防監督って

違う。


2時間半。

全く長くなかった。


やっぱ

骨。


そして

肉。


この順番。


おちまさと


主演の加瀬亮さん。


相当いい。