おばんでございます~。
USインディーの天才こと、Emseeemotionから突然長文のアルバム全曲レビューが送られてきてビックリ&凄く嬉しかったので、了承のもと、日本語訳してご紹介させていただきます(Emseeemotionは独特の単語や言い回しを使うので訳すのが大変そうなのですが・・・)。
アルバム聴かれた方はご自身の感想と照らし合わせたりして読んでみると面白いかも、です(ちなみに「苺ウォータープルーフ」以外、本人に歌詞の英訳は見せておりません)。
それではGO!
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01 Riot Flower
なんてスイートでグッドヴァイブスな曲!曲名も最高。エモーション、ヴァイブス、そしてロックの完璧な融合。
02 王室のバタフライガール
この曲のギターリフが大好き。特に1:15と3:16のところがマジ最高で頭から離れない。この曲のクールさは、つまり、クイカ(打楽器)やホイッスルとかのリオのカーニヴァル的な音、「Hey」みたいな声やリズムパターンがもたらすサンバ風味によるものなんだって気付いた。
「王室のバタフライガール」の行列がありありと脳裏に浮かんだよ。
この曲が大好き!
03 苺ウォータープルーフ
当然この曲は大好き(ニッコリ笑顔の絵文字)!
この曲が頭に残ってて、時々発狂しそうになるよ。
サイケデリック、トロピカリア、そして甘いローファイヴァイブスの完璧な融合!
04 冬服姫
バックトラックがマジクール。アメリカ中西部のエモバンドやソニック・ユースの「Incinerate」って曲を想起させる。
最初の方の音はフー・ファイターズの「Everlong」を思わせるね。
君のボーカルがこの曲の決め手で、ボーカルがこの曲を独特なものにしてる。よくあるロックソングの構成にしようと思ったと思うんだけど、作曲が何箇所か面白くて魅惑的な動きをしてる。
05 アトム・ウーファー・ガール!!
僕は君の曲タイトルがチョー好き!!
ギターとシンセ音が大衆受けとかラジオ受けしそうな感じで、面白い。僕は君のクレイジーなノイズパートの編集力が好きなんだけど、色んな音を識別可能にし、リスナーにとって綺麗で聴きやすい音にしてる。君はすごいミキシングアーティストだ!!
06 ピュア・エンディング・オブ・ザ・ワールド
これはスイートでメランコリーな一曲。
07 TEENAGE SCHOOL
僕にとってこの曲はチョー完璧な反抗ソング。
ダーティなボーカルとパンクな曲調が完全に「TEENAGE SCHOOL」って感じ。実はこの曲はSpotifyで作った、「お気に入りのミュージシャンプレイリスト」に入れてる曲なんだ。
https://open.spotify.com/playlist/4hSVCkdy8E7EYJht2Lh6R4
アルバム前半のイメージを素晴らしく覆す一曲で、アーティストとしての幅の広さを見せる曲。サビが一日中頭から離れない。
08 可愛いYes
僕にとって、この曲は普遍的な愛と受容についての曲なんだ。
確かに歌詞は日本語だから分かんないんだけど、
「世界は色々あるけど、君は可愛いし、僕も可愛い。だからとにかくやってみよう!」って気分にさせる。カッコよくてノリのいいロックヴァイブスに溢れてる一曲。
09 毎日は夏休み
この曲は、男女がラブラブな時に、お互いの欠点や理想を抱えながら一緒に暮らしていけるかどうかまだ分かっていない段階で、ロマンティックな関係がどんな感じになっていくのかって気分を味わわせてくれる。
10 白詰草狩り
シューゲイザー曲の傑作!何て幻想的で浮遊感に満ちたヴァイブスだろう。僕は想像したんだけど、二人の人間の目の前を花びらが風に舞ってて、お花畑にいるイメージ。二人にとっては大きな意味を持つ体験ではあると思うんだけど、二人はただ一緒にいるというだけじゃなくて、一緒にいることの楽しさとその時間に夢中になってるイメージ。
彼らは夢の中にいるみたい。沢山の美しいサイケデリックなギターの音。本当にこのアルバムでお気に入りの曲の一つ。
11 牡丹雪ハイ
この曲は直前の曲からガラッとイメージが変わった感じがした。
さっき花びらの渦の中にいる二人について説明したよね。
この曲は突然それが変わるんだ。彼らのために、白詰草の花びらが巨大な雪のかけらに様変わりし、季節が移り変わっている。
彼らは気付いている。「お互いがいなくてもいいんじゃないか」ってことを。彼らの愛は少し冷めている。でも、まだ抱き締め合ったまま。
色んなニュアンスの感情で彩られた美しい、そして悲しい曲。
12 サクラドレス
この曲のジャンルの混ざり方は凄い魅力的だった。
僕はヒップホップとポップスの美学が混ざったのが大好きなんだ。
あくまで僕にとってだけど、この曲は自信と感謝の曲・・・でも孤独な感じの手法で。アルバム中の一貫した花のモチーフをドレスに落とし込んでるのが好き。
僕にとってそれは、摘み取られて捨てられた花をまた拾い集めるようなこと。チルで力強く自信を持たせてくれる感じ。アルバムの終盤にぴったり。
みんながいるところで元彼や元彼女が一緒にいるんだけど、昔一緒に過ごした時間や本人に対してはリスペクトや感謝の気持ちしかない、みたいな。
これは最高のローファイソング。ボーカルがいい。ラップパートに上手くボーカルパートが添えられてる!
13 ジャストフレンズ
忍耐強く、スローで、エモーショナル。
この曲は完璧な「さよなら」。とってもスイートでメランコリー。
これは最後のさよならのキス。
好きなパートは、曲のエンディング部分。
ボーカルと美しいギタープレイでリスナーを家にちゃんと帰すね~。
超絶ヤバいリスニング体験の超絶ヤバい終わり。
ありがとう、Emseeemotion!
Emseeemotionはつい最近、今年2枚目(!)のニューアルバム『JAQUEMATE』をリリースしたばかりなのですが、
https://open.spotify.com/album/3n2PwTiANB9naqoGDSKzLb?si=Ygw4YMRFSrKbYOdVPrBhew
良かったら聴いてみてくださいまし。
個人的ハイライトは、2曲目「I don't know where I'm going」 と、
11曲目 「Vodka Arizona Sweet Tea」。
ちなみに13曲目には、18分5楽章に及ぶ狂った組曲も入っております。
初めて聴く方は、ファーストアルバム『アメリカンノイズ』から、
自分が一番好きな↓がおすすめでございます。
↑Emseeemotionニューアー写。
【追記】
インスタでも紹介してくれてて、
「細野晴臣ミーツSonic Youth!」とか言ってくれてます。
https://www.instagram.com/emseeemotion/
LOVE。
また今夜。
(・ω・)