もっと大きな世界を知りたくて・・・
日本がバブル経済の真っ只中、音楽もファッションも料理や新しいスイーツ、ライフスタイルなど世界中の新しいものが次々と日本に入ってきて、今までになかった遊び場が生まれていた時代、アパレルではたくさんのドメスティックブランドが世の中に登場して、街の景色も人の心の中も希望に満ちあふれて、各々が自分の人生を謳歌しています。
その当時は東京コレクションを行っているDCブランドに勤務して洋服を作りながら暮らしていました。
その時です!
世界が大きく動いた1989年を迎えます。
「何かが起こっている」「この目で確かめてみたい」
何者か?に突き動かされているような
衝動が走ります。
「深夜特急/沢木耕太郎のような旅がしたい」
戒厳令が敷かれている中国に香港から入国して、深圳・成都を巡りチベット自治区からネパール/カトマンズに抜ける。人生初のひとり旅をしました。
懐かしい記憶が蘇るチベットの地では、過去も未来も自分さえも無くなり空間も超えて、異なる次元/マルチ・ディメンションの世界「すべてを知っているけれど、何も知らない」神秘体験をすることに。
拡大し続ける意識、問いを出すとすぐに答えが返ってくる。これから世の中がひっくり返って「大変革期を迎える」ことはわかった・・・でも
いったいそれをどうすればいいのか?
それがいつのことなのか?
そこまでの行き方(生き方)さえわからない
その時です「すべてがここにある」
「時間とは幻想である」。
「今生まれて来ている子供たちが、
社会に出る頃に一緒動くことになる」
頭の中で考えが浮かんだ瞬間、即座に返事が返ってきます。禅問答のような答えです。身体も意識も超えたところにある「大きなはたらき」があることを体験をもって知らされたのです。あれから35年の年月が経った今となれば、その応えの意味がよく理解できます。
人生に正解などは何もありません
その子供たちと言われる人たちが社会に出たのは2007〜2011年。リーマン・ブラザーズが倒産したり、日本が東日本大震災に見舞われた時です。自然の流れのままに独立したのが2011年でした。
自分の生き方を変えた時から、出逢える人たちがまったく変わります。当時(1989年前後)に生まれた人たちは成人していて、この時この場所に合わせて固い約束を交わしてやって来たか?のように、出逢う人たちのほとんどが起業して自分を生きている人たちです。
「やっと自分が本当に話したいことが言葉にできる」
そんな風に感じたことを!
今でもハッキリと覚えています。
人生航路の舵を切り替えた、新しい生き方に興味を持ってもらえた人たちから次々と声をかけてもらえて、凄まじい勢いでスケジュールが埋まり全国各地を巡り世界に出かけるようになります。
出会う人たちのほとんどが「これからの未来」のことを考えて、自分の生き方を確立できている人たちや自分らしく生きようとしている人ばかりです。
あの時返ってきた応え(答え)の意味が、出逢える人たちとの「魂が喜んでいる」交遊を通して理解できます。