キッチンでお手軽モノクロ自家現像(現像~保管偏) | 写真集団 J/M/P/S

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ちょっと、時間が空いてしまいましたが、キッチンでお手軽モノクロ自家現像の本偏になります。

前回までで、フィルムをリールに巻きタンクに装填が終わっていますね。

それでは、いよいよ現像になります。

といっても、フィルムをリールに巻ければ、難しい事はさほどありませんので御安心下さい(笑)

 

フィルム現像液(ミクロファイン)

①前日までに作り置きしてある現像液(ミクロファイン)の液温を計ります。

②液温が20度になるよう、シンクにお湯をため液温を上げます。夏など液温が高い場合は、シンクに水を貯めアイスノン(又は氷)を入れ液温を下げます。

※冷凍庫で冷やしてもOKですが、長時間液温を下げすぎると、溶かした現像液が凝固してしまいますので注意しながら冷やして下さい。

③現像はなれると、暇暇なのでちょこっと摘めるお菓子などを用意しておきましょう(笑)

④液温20度を確認して下さい(+ - 5℃は許容範囲ですが、ゆくゆく深く追求するようになると、この液温と現像時間が、フィルムのイメージを大きく変えるアレンジになるので、ニュートラルの20℃と時間の濃さコントラストを覚えるのに初めはなるべく20℃近くにあわせましょう。

⑤まず、タンクに水を入れ前水洗をします。水洗はちょろちょろ流水のまま荒い流して下さい。前水洗は、賛否両論ですが、前水洗することで、フィルムのエアーがつきずらく現像村が少なくなるのと、フィルムの乳剤の上にコートしてあるUV防止剤(赤や青・両方)を洗い流して、使いまわす現像液の汚れ防止で、私はワンショット現像以外は前水洗をしています。現像液を(フィルム・現像液によっては前水洗をしないほうがうが良い場合もあります。特にオルソパンフィルムや赤外フィルムは注意して下さい)

⑥水をすてて現像に入ります。

⑦⑧タンクに現像液(ミクロファイン)を並々入れます。フィルムが浸かっていればOKなのですが、撹拌した時に気泡が出来ずらい様に並々に入れます。

⑨入れたらタイマーをON(携帯のストップウォッチでもOK)

⑩タンクにきっちり蓋を閉めて、シンクの淵に叩くようにタンクをぶつけフィルムに付いた気泡を抜きます。

⑪⑫最初の1分間は撹拌を繰り返します。拡販はゆっくり気泡を立てないように逆さに回転させていきます。(10秒かけて1回転位する感じで)

⑬1分たったら、しずかに置いて、1分待ちましょう。

⑭⑮⑯⑰そして1分たちましたら、1回転撹拌し再び1分待つ。これを10分間続けます。最初の1分以外は、10秒かけて撹拌50秒はすることないので、お菓子でも食べながらやりましょう(笑)

⑱9分めの撹拌がおわったところで、現像液のボトルにジョウゴをのせ、タンクの蓋を開けてすぐボトルに戻せる準備をしましょう。

⑲10分たちましたら、現像液をボトルに戻します。

⑳追伸 LPL・パターソン・APのプラタンクには、つまみで回転現像が出来るようになっていますが、個人的に回転スピードを一定にしないと、出来上がったネガが同じクヲリティーに出来る自信がないので、倒立撹拌をしていますが、つまみでクルクル撹拌しても現像は出来ます。

※この後、現像が進まないよう停止液で中和させ現像をストップさせますが、この段階でフィルムには像が出ていますので、90%はこれで成功したと思って下さい。ここでタンクの蓋を開けて光が入ってもOKですが必要がないので、このまま停止作業に入ります。

 

停止液(フジ酢酸50%orクエン酸)

①②③④停止液を入れて蓋を閉めタイマーをスタートさせ気泡を抜き(現像の時と同じ)ます。

⑤~⑩2分間撹拌を繰り返すのですが、私はめんどうなので30秒撹拌し30秒休みを2回繰り返します。

⑪ボトルに停止液を戻します。

※現像液か停止液の違いと時間の違いで、やり方は現像液と同じです。2分以上停止液につければ多少時間がずれ込んでも、たいした影響はございません(結構アバウトでOK)笑

 

定着液(スーパー フジフィックス)

①~⑦定着液をボトルに入れて蓋を閉め、タイマースタートして、気泡を抜き、連続撹拌1分、これも現像液と同じ要領です。

⑧~⑪1分に1回の撹拌も現像液と同じ要領で5分繰り返しボトルに戻します。

※定着液はかなりの本数使いまわせますが、定着液が疲労にしたがって5分~7分と古くなってきましたら時間を延ばして下さい。

定着不足は、写真での黒(ネガで白い部分)が、締まらず眠たい画像になりますのでしっかり定着させましょう。疲労の目安は、次回現像液の疲労とともにBLOGアップいたします。

 

フィルム洗浄クイックヲッシャー(フジQW)

①~⑫やり方は、今までと同様です。QWをタンクに入れ、蓋を閉めてタイマースタート、気泡を抜いて1分撹拌、1分放置してボトルに戻します。

⑬⑭要領は前水洗と同じで、流水で水洗いたします。ただ、前水洗と違い蓋を開けたままでもOKですので、薬剤が残らない様10分位は最低水洗して下さい。QWはやらず、そのまま水洗でもOKですが、その場合、薬剤が落ちるのに30分位は水洗して下さい。

⑮水洗が終わりましたら、フィルム専用スポンジでフィルムにキズをつけないように拭きとって乾燥でもOKなのですが、クイックドライなる便利ものがあるので使うと便利です。タンクにクイックドライを入れて3分待つだけでフィルムを拭かずにそのまま乾燥させても水滴跡は残りません。

 

フィルム乾燥

フィルム乾燥のコツは、乾燥中に埃がなるべく付かない場所に干すのがコツです。

昔、仕事でフィルムを使っていた時は、ファンシーケースを干し場にしていましたが、今はお風呂場での乾燥です。

風呂上りや、シャワー後が埃が湯気と一緒に落ちてしまうのでお風呂後がいいかと思います。

風呂場乾燥機つきの風呂でしたら、5分無くても1時間もあれば乾燥してしまいます。

①タンクからリールを取り出します。

②③リールを左右逆方向に捻るとリールが外れます。

④⑤フィルムの端を洗濯干しにクリップして吊り下げます。

⑥⑦フィルムの下に、洗濯ばさみで、カール防止に重しをします。

後はフィリムが乾燥するのを待って終了です。

 

PS