定価で入手した紺サートチケットをヤフーヲークションなどで転売し、その利ザヤを稼ぐ。まさに転売厨は資本主義自由経済を体現した存在です。私自身は転売厨を肯定もしないし否定もしません。ヲタの中には転売厨を徹底的に否定するヤシもいますが、それは持たざる者のひがみにしか聞こえませんね。必要悪なんですよ、転売厨は。事務所側は名目的に一切認めていませんが、チケットヲークションがヲタにとって必要不可欠であることは言うまでもないでしょう。流通の場があることによって、チケに流動性が生まれる。全国ツアーを自枠だけで全ヤリすることはほぼ不可能なので、結局はチケットヲークションに頼ってしまうんですよ。良席もピンポイントで狙えるし。多くの人がチケットヲークションを利用するようになると、そこに金の流れができる。金の匂いがするところに人が集まるのは当然の成り行きですね。それが資本主義自由経済なんですから。結果として、転売厨が現れるわけです。


今、転売厨の間で盛り上がっているのは、ハロー!ならベリ&℃、ジャニならカツーンあたりでしょうか。高値がつきやすいからね。ジャニはあんまり詳しくないので、ハロー!に絞ってチケ相場の説明をします。



Berryz工房、℃-ute

モーニング娘。

美勇伝、メロン記念日

安倍なつみ、後藤真希、松浦亜弥


上の表は、紺サートチケットに高値がつきやすい順番です。
モノの価格は需要と供給の均衡点で決まりますが、ことに紺サートチケットに関しては需給のバランスに加えてヲタの必死さの度合いが大きく価格を左右することになります。


では、まず最初に最高クラスにランクされたベリ&℃から説明しましょう。ベリ&℃は、事務所にとって、そして転売厨にとってもドル箱的な存在です。ベリヲタ・℃ヲタの必死さはハンパなものではありません。全国ツアーが打たれた場合、紺サート会場に来る客の半数はベリ&℃と共に全国を転戦している必死なヲタかと思われます。こういうヲタたちは推しのためなら金の出し惜しみはしません。推しを近くで見るためにチケットヲークションで良席を求め、必死なヲタ同士で最前席でも争おうものならチケの落札価格は軽く10マソを超えます。まさに青天井というヤシですね。需給面を見ても、ベリ&℃のメンバーは現時点で全員が義務教育中なのでハードな日程を組めず、公演数も限られてきます。数少ない紺で多くの必死なヲタがチケット争奪戦を繰り広げたら・・・ チケ価格高騰は火を見るよりも明らかです。
次にランクされるのは娘。。常に材料を出してくるので、ヲタの間での人気は高いレベルを保っています。
一般人の方は意外に思われるかもしれませんが、チケ価格に関しては安倍なつみ・後藤真希・松浦亜弥(以下、3人まとめて後浦なつみ)が最低ランクです。これまでハロー!の隆盛を担ってきた大御所たちも、ここ最近、やや頭打ちの感が否めません。金属疲労が目立ってきています。後浦なつみが「格」や「実力」でベリ&℃を遥かに凌駕するのは言わずもがな。が、しかし、アイドル業界では格や実力が備わると人気が落ちるケースがよく見受けられます。因果な世界ですよね。イッパソ人気的には後浦なつみですが、ヲタ的にはDANZEN!ベリ&℃。イッパソは紺サートのチケに大枚をはたくことはありませんから、必然的にヲクでのチケ価格は低調なものになります。そもそもイッパソが紺に逝くのかよ、って話もありますが。加えて、需給面での緩みが致命的。後浦なつみの全国ツアーとなると、それなりの数の公演が組まれます。東京、大阪、名古屋などの主要会場では、土日の昼夜2公演はザラ。公演数が多いので客を集めきれないケースもあり、2階席の後ろのほうは空席が目立って何とも切ない状況になってしまうんですよ。後浦なつみは人気面では少なくともメロン記念日は上回っていますが、需給のアヤでチケ価格はメロンにも負けます。メロンや美勇伝は公演数が本当に少ないので、比較的チケの値保ちがいいですから。苦しい立場に立たされている後浦なつみ。逆境にめげず、頑張ってほしいです。


世の中には様々な金融商品がありますが、現時点でのベリ&℃の紺サートチケットはどの金融商品よりも高いパフォーマンスが期待できると断言します。紺サートチケットの定価は、ファンクラブ先行販売で当選すれば1舞5000円程度。首尾よく当選した後、どの座席が割り当てられるかはランダムですが、ベリ&℃の紺であればよほどの糞席でない限り、ヲクに出したときの元本割れはありません。逆に良席をツモろうものなら、元本の10倍を超えるリターンを得られます。最前席なら10マソ超え。リターン20倍という、とてつもないパフォーマンスを残します。世にこれだけ優秀な金融商品があるでしょうか?ないですよね、きっと。というわけで、転売厨がベリ&℃の紺サートチケットに群がるのは自明の理と言えるでしょう。


来たる4月1日、埼玉スーパーアリーナでベリの単独紺が執り行われます。大会場なだけに、需給の逼迫感はありません。こうした状況で、ベリ紺のチケがどの程度の値をつけるのか、非常に注目しています。